- 18年3月2日、オールアバウト(2454)の立会外分売が発表されました。
- 18年3月8日、 分売価格が決定されました。
[オールアバウト]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | オールアバウト(2454) |
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上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 総合情報サイト「All About」の運営事業が主力。サイトで専門家による情報提供を行う点が特色。その他、「サンプル百貨店」などの商品サンプリング事業も手がける。 |
分売データ
発表日 | 2018年3月2日 |
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分売株数 | 676,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 9.52 億程度 |
申込数量 | 上限 10,000 株 |
実施予定日 | 3月9日~3月13日 |
実施日 | 3月9日 |
分売実施の目的 | 株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため。 ※売出人は大日本印刷の予定。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,408 円 |
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実施前日終値 | 1,227 円 |
発表日からの騰落率 | –12.86 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.46 % |
分売価格 | 1,184 円 |
割引率 | –3.50 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 94,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 10.15 倍 |
分売数/月平均出来高 | 7.16 倍 |
買い板 | 3万2千株 程度 |
売り板 | 5万6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:31.1%増 営業利益:7.9%増 経常利益:7.6%増 純利益:93.8%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が75%、利益が76~87%程度。 |
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自己資本比率 | 65.2% (経営レバレッジ:1.49 ) |
会社予想PER(今期) | 35.58 倍 |
実績PBR | 4.31 倍 |
ROE | 12.1 % |
予想配当 | 0 円 |
配当利回り | 0 % |
配当性向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:やや割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:株主優待ポイントを贈呈。(9月、3月権利:300株以上の株主が対象。
ポイント数は保有株数に応じる。)
- コメント
○銘柄・分売について:昨年9月と12月に分売を行っており、およそ3ヶ月ぶりの分売となります。昨年9月の分売はヤフーが売出人でした。こちらは資本提携解消による持ち株整理のようです。
一方、昨年12月と今回の分売は筆頭株主の大日本印刷が売出人となっています。DNPは子会社で製造している壁紙が不良品だったとのことで、10万軒規模で張り替え作業を行っているようです。その関係で今期の中間決算は巨額の特損を出しており、穴埋めとして資産売却に迫られる形となりました。DNPはまだ350万株以上のオールアバウト株を保有しているため、今後の業績動向によっては追加で分売を行う可能性もあるでしょうか・・・○業績・指標:近年の業績は堅調に伸びています。3Q時点での進捗率もそこそこ高く、業績の上ぶれ余地も期待できそうです。
指標面で見るとPERは高めですが、ポータルサイト他社に比べると割安と見られます。○見通し:分売数は67.6万株となっており、前回と同じ規模です。前回は信用売りがかなり入ったことで意外に好成績な分売となりました。ただ、その前の9月の分売はあまりよろしくない成績でした。
どちらのパターンになるかは正直読みづらく、朝の気配などを見て判断することになりそうです。直近では1,200円付近が底値となっており、その水準まで下がると反発を期待できそうな気もします。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は13%近く下落。今日は前日比で2.5%近く下げました。
○信用状況:HYPER空売りの在庫はそこそこあったようです。ただ、出来高を見る限り前回ほど多くは入っていないと思われます。○参加判断:過去2回と今回は分売数がおおむね同じなので、比較してみました。
9月:前日出来高22.79万株 → 寄り付きで分売割れ
12月:前日出来高34.28万株、朝の買い気配は26万株 → 寄り付きでも好成績
今回:前日出来高17.12万株 → ??・・・ということで、過去2回のパターンを見る限り、今回は厳しそうな感じもします。ただ、朝になったら意外に買いが入る可能性もあり得るので、一応朝の気配を見た上で判断したいと思います。
なお、直近の安値ラインは1,200円前後、去年秋頃の安値ラインは1,100円という感じです。なので分売価格を割れても限定的と見ていますが、1,150円も下回ってくるようだと去年の安値が意識されることになりそうです。
実施結果
始 値 | 1,182 円 ( – 2 円 ) |
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高 値 | 1,229 円 ( + 47 円 ) |
安 値 | 1,179 円 ( – 5 円 ) |
終 値 | 1,214 円 ( + 30 円 ) |
寄付出来高 | 187,100 株 |
寄付出来高/分売数 | 27.68 % |
1日の出来高 | 669,600 株 |
- コメント:○分売価格付近で寄り付いた後は買い戻され、前場は1,190~1,200円付近で推移。14時を過ぎると急速に買い戻され、昨日終値付近まで上昇。その後はやや下げましたが、結局1,214円で引けています。
○寄り付きこそ分売割れする形となりましたが、その後はすぐに分売価格を回復しました。地合いが悪化しなければ、下値の1,200円は維持できそうでしょうか。週明け以降の買い戻しに期待したいと思います。