- 17年8月28日、オールアバウト(2454)の立会外分売が発表されました。
- 17年9月4日、 分売価格が決定されました。
[オールアバウト]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月28日 |
銘 柄 |
オールアバウト |
銘柄コード |
2454 |
上場先 |
JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
サービス業 |
分売株数 |
602,700 株 |
吸収金額(発表日時点) |
10.43 億程度 |
申込数量 |
上限 10,000 株 |
実施予定日 |
9月5日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
1,730 円 |
実施前日終値 |
1,573 円 |
発表日からの騰落率 |
–9.08 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–7.90 % |
分売価格 |
1,517 円 |
割引率 |
–3.56 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
45.58 倍 |
実績PBR |
4.91 倍 |
ROE |
10.8 % |
予想配当 |
– 円 (未定) |
配当利回り |
– % |
配当性向 |
– % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:総合情報サイト「All About」の運営事業が主力。サイトで専門家による情報提供を行う点が特色。その他、「サンプル百貨店」などの商品サンプリング事業も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:31.1%増 営業利益:7.9%増 経常利益:7.6%増 純利益:93.8%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が24%、利益が40~50%程度。
※8月9日に業績予想の上方修正を行っています。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並みか。
- 自己資本比率:71.9% (経営レバレッジ:1.39)
- 株主優待:株主優待ポイントを贈呈。(9月、3月権利:300株以上の株主が対象。
ポイント数は保有株数に応じる。)
※8月9日に株主優待の新設が発表されました。
- 出来高:1ヶ月平均で13万7千株程度。
- 板:買いが2万7千株程度、売りが4万4千株程度。
- 半年間のチャート:3月までは600円前後で推移も、3月30日に日本テレビとの資本提携を発表した事で株価が上昇基調へ。4月以降、ジリジリと値を上げ、1,000円付近にレンジを上げた値動きとなりました。
8月上旬までは膠着した状態が続きましたが、8月9日に株主優待の新設と業績予想の上方修正を発表した事で株価が急騰。8月21日に年初来高値1,845円を記録し、現在も高値圏に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため
- コメント:○2005年にJASDAQへ上場しています。
分売が発表される直前の8月21日に自社株買いを行っていますが、この時は大株主のヤフーが売り主となっていました。
残りの保有株と今回の分売数が一致しているため、今回の分売もヤフーからの売出となっている可能性があります。
○ここの所の株価急騰で時価総額がかなり増えており、東証1部市場変更の条件となる250億に近づいてきました。今回の売出で流通株式比率などの条件も満たせば、1部昇格も現実味が帯びてきそうです。
○前期から利益の伸び率がよくなり、株価も上昇基調にあります。1Qですでに利益進捗率が40%~50%となっており、下期も順調に稼げるようなら業績の上ぶれ余地がありそうです。
○8月以降、流動性は高まっていますが、発行株数の4.5%の売出は短期的にややきついかもしれません。信用の買い残が多いのも気になる点です。
前日に暴騰しなければ寄り付きで割れるところまで行かないと思いますが、ザラ場では売りに押される可能性もありそうです。
ただ、9月が株主優待の権利月となったので、下値は限定的と見ています。
実施前日時点
- コメント:発表日以降、株価が9%下げた所で分売実施となります。
今日だけで8%近く下げましたが、3.5%の大幅ディスカウントとなりました。
分売数は60万株と多いですが、値引率が思っていた以上に良かったので、寄り付きでは微益か割れても限定的と見ています。
ただ、直近のチャートは下落基調が強まっているため、ザラ場で反発の可能性は微妙な感じも・・・相変わらず信用残も多いですし。
明日朝の気配を見てからの申し込みでも十分そうです。
実施結果
始 値 |
1,510 円 ( – 7 円 ) |
高 値 |
1,567 円 ( + 50 円 ) |
安 値 |
1,489 円 ( – 28 円 ) |
終 値 |
1,525 円 ( + 8 円 ) |
寄付出来高 |
149,600 株 |
寄付出来高/分売数 |
24.82 % |
1日の出来高 |
591,900 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比63円安でスタート。分売価格を少し割れてしまいました。
ただ、直後に1,530円付近まで買い戻され、その後は1,510円~1,530円での値動きとなりました。
後場に入ると売りが増えて1,489円まで下げてしまいますが、すぐに1,530円まで戻しました。
14時を過ぎると一段と値を上げ、1,567円の高値を付けます。ただ、その後は利益確定の売りが入り、結局1,525円で引けました。
○分売価格を30円近く割れる状態から50円プラスまで戻るなど、値動きが激しかった印象です。
ただ、新興市場の地合いが非常に悪かった中では比較的買いも強く、健闘した方ではないかと思います。
今日1日の出来高も分売数に近づいており、この水準で踏み止まれるようなら、反発に期待が持てそうな感じです。