- 18年1月25日、 阪急リート投資法人(8977)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年2月5日、 公募価格が決定されました。
[阪急リート投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
| 発 表 日 | 2018年1月25日 |
|---|---|
| 銘 柄 | 阪急リート投資法人 |
| 銘 柄 コ ー ド | 8977 |
| 上 場 先 | 東証不動産 |
| 信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
| 業 種 | REIT |
| 公募・売出株数 | 公募：39,000 口 (OA：1,375 口) |
| 吸収金額(発表日時点) | 34.18 億 程度 |
| 価 格 決 定 日 | 2月5日～2月7日 |
| 受 渡 日 | 2月14日～2月16日 |
株価・公募価格など
| 発 表 日 終 値 | 137,500 円 |
|---|---|
| 仮 条 件 | – 2.5 ％ ～ – 5.0 ％ |
| 価 格 決 定 日 終 値 | 131,400 円 |
| 公 募 価 格 | 128,115 円 |
| 割 引 率 | –2.50 ％ |
信用データ
| 推 定 空 売 り 数 | – 株 |
|---|---|
| 空 売 り / 公 募 数 | – ％ |
| 月平均出来高(発表時) | 2,110 株 |
| 信用残/月平均出来高 | 1.53 倍 |
| 公募数/月平均出来高 | 29.71 倍 |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| １口あたりNAV | 155,489 円 |
|---|---|
| N A V 倍 率 | 0.82 倍 |
| N O I 利 回 り | 4.90 ％ |
| L T V | 44.5 ％ |
| 予 想 分 配 金(年 間) | 6,400 円 |
| 分 配 金 利 回 り | 5.42 ％ |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社：野村證券、ＳＭＢＣ日興証券、みずほ証券、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレ
ー証券、大和証券 - スポンサー：阪急電鉄
- 投資先：主に商業用施設、オフィスビル及び複合施設へ投資。関西圏へ重点的に投資。
- 格付け： AＡ- (JCR)、Ａ＋（Ｒ＆Ｉ）
- 決算月：5月、11月
- 指標：NAV倍率は上位、NOI利回りは下位、LTVは中位、分配金利回りは上位。
- 板：買いが1,100株程度、売りが万850株程度。
- 一般信用売り取扱：カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
- PO実施の目的：新規不動産の取得資金に充当予定。
- コメント：○前回の公募増資は14年5月に行われており、およそ3年半ぶりのPOとなります。
スポンサーは阪急電鉄と有名どころです。○指標的にはまずまずいい感じのように見えます。NAV倍率も1倍を切っており、割安な水準。また、分配金の予想が上方修正されたため、利回りが上昇している点もプラス要素でしょうか。
大手スポンサーということもあり、格付けもしっかり取得しています。○希薄度は7％程度となっており、増資の規模は小さめです。
株価は長らく下落トレンドが続いていましたが、今年に入ってようやく反転しつつあります。今回のPO発表で一時的に下落する可能性もありますが、利回りなどを考えると中長期の投資対象として魅力がありそうです。
価格決定日時点
- コメント：○発表日以降、株価が4.4％下落したところで価格決定となりました。
今日だけで2％下げる形となり、公募価格は13万円を切りました。ここ1年の安値を下回る水準となっており、割安感はあります。
ただ、最近の下げは日経平均などと連動している感じとなっているのが気がかりです。地合いが改善しないとそのまま沈む可能性も考えられ、短期で利益を求めるのは厳しくなったかもしれません。なお、配当利回りは5.4％程度に改善したので、中長期保有にはプラスとなりそうです。
実施結果
| 始 値 | 128,700 円 ( + 585 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 129,100 円 ( + 585 円 ) |
| 安 値 | 127,600 円 ( – 515 円 ) |
| 終 値 | 127,600 円 ( – 515 円 ) |
| 寄付出来高 | 5,846 株 |
| 寄付出来高/公募数 | 14.26 ％ |
| 1日の出来高 | 11,179 株 |
- コメント：○寄り付きは公募価格を上回る感じとなり、前場は公募価格を維持。しかし、後場に入ると地合い悪化で失速し、結局公募割れして引けました。
終値はここ1年の最安値となってしまい、ちょっと底が見えない感じのようです・・・