- 17年12月5日、シーティーエス(4345)の公募増資(PO)が発表されました。
- 17年12月13日、 公募価格が決定されました。
[シーティーエス]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 | 2017年12月5日 |
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銘 柄 | シーティーエス |
銘 柄 コ ー ド | 4345 |
上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | サービス業 |
公募・売出株数 | 自己株処分:3,000,000 株 (OA:450,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 33.12 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 12月13日 |
受 渡 日 | 12月21日 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 960 円 |
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仮 条 件 | – 3.5 % ~ – 5.5 % |
価 格 決 定 日 終 値 |
833 円 |
公 募 価 格 | 803 円 |
割 引 率 | –3.60 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | 760,700 株 |
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空 売 り / 公 募 数 | 22.05 % |
月平均出来高(発表時) | 260,500 株 |
信用残/月平均出来高 | 1.14 倍 |
公募数/月平均出来高 | 13.24 倍 |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
予想PER(会社予想) | 32.08 倍 |
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実 績 P B R | 8.13 倍 |
R O E | 25.3 % |
予 想 配 当 | 9 円 |
配 当 利 回 り | 1.12 % |
配 当 性 向 | 36.0 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:大和証券
- 事業内容:建設ICT分野の専門企業。システム事業・測量計測事業が主力。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:16.7%増 営業利益:25.6%増 経常利益:27.4%増 純利益:25.1%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が48%、利益が46%程度。
※前期までは単独決算となっています。今期から連結決算となっているため、単純比較ができない可能性があります。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:43.4% (経営レバレッジ:2.31)
- 株主優待:無し
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
- PO実施の目的:下記の設備投資などに充当する予定。
・自社システムのソフトウェア開発に係る設備投資資金
・レンタル用測量機器の取得資金
・レンタル用システム機器の取得資金
・集中管理センターに係る建物建設資金
・自社基幹システムのソフトウェア開発に係る設備投資資金
・支店の移転に係る建物取得資金
- コメント:○今回のPOと同時に140万株の自己株消却も発表されています。
シーティーエスは今年だけで2回の株式分割を行っており、現在の株価は1,000円を切っています。低位株よりやや上の価格帯となっており、買いやすくしている感じでしょうか。○人手不足などで建設現場は効率化や生産性改善が求められており、国土交通省は「i-Construction」政策を推進しています。シーティーエスは「i-Construction」における建設ICTを専門分野としており、時流に乗ってかなり業績が伸びています。今期も2桁増収増益の見込みとなっており、ROEも25%と高めです。建設関連にしては指標が割高な感じですが、国策銘柄&グロース株の位置づけになるので仕方ない面もありそうです。
○希薄化は7.7%程度とそれほど多くなく、貸借銘柄なので大丈夫そうと言いたいところですが・・・直近のPOは発行株比率が低い場合でも売り込まれるケースが増えており、微妙な感じとなっています。
値決め前に下げるだけ下げてくれないと、反転を期待するのがやや難しいかもしれません。
中長期では上昇トレンドが継続しているため、13週線の800円付近まで調整してくれればその後の反発も期待できそうですが・・・
価格決定日時点
- コメント:発表日以降、株価が13%下げたところで価格決定となりました。
株価は13週線付近となっており、かなり調整が進んだ感じです。
公募価格はその13週線を下回る水準となっています。この半年は13週線が支持線となっているので、公募価格を大きく割れるような可能性は低いと思いますが・・・
一応、割れた場合の下値メドは26週線の750円付近と見ています。
実施結果
始 値 | 809 円 ( + 6 円 ) |
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高 値 | 848 円 ( + 32 円 ) |
安 値 | 806 円 ( + 3 円 ) |
終 値 | 811 円 ( + 8 円 ) |
寄付出来高 | 804,700 株 |
寄付出来高/公募数 | 23.32 % |
1日の出来高 | 1,779,400 株 |
- コメント:○前日とほぼ同値で寄り付いた後は買い戻される展開となり、10時前に848円を付ける場面も。ただ、その後は後場にかけてじり安の展開となり、結局始値に近い811円で大引けとなっています。
○期間中は公募価格を20円近く割れる日もありかなり冷や冷やしましたが、結果的には受渡日で公募価格を上回りました。ただ、空売りの買い戻し以外は積極的な買いが入ってないようで、今日も冴えない値動きでした。公募の影響が抜けるまでは当面上値が重そうでしょうか。