- 17年11月16日、ナビタス (6276)の立会外分売が発表されました。
- 17年12月5日、 分売価格が決定されました。
[ナビタス]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 | 2017年11月16日 |
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銘 柄 | ナビタス |
銘柄コード | 6276 |
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 機械 |
分売株数 | 70,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 0.25 億程度 |
申込数量 | 上限 2,000 株 |
実施予定日 | 12月6日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 363 円 |
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実施前日終値 | 375 円 |
発表日からの騰落率 | +3.31 % |
実施2日前 からの騰落率 |
+0.54 % |
分売価格 | 360 円 |
割引率 | –4.00 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
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空売り/分売数 | – % |
月平均出来高 | 4,800 株 |
信用残/月平均出来高 | 4.58 倍 |
分売数/月平均出来高 | 14.58 倍 |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) | 25.41 倍 |
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実績PBR | 0.53 倍 |
ROE | 2.1 % |
予想配当 | 10 円 |
配当利回り | 2.78 % |
配当性向 | 70.6 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:ホットスタンプ機など特殊印刷機の製造販売事業が主力。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:4.2%減 営業利益:3.5%減 経常利益:4.5%減 純利益:黒字転換
2Q決算時点での進捗度は売上高が55%、利益が47~56%程度。
- 指標:同業他社と比較して平均並み。
- 自己資本比率:66.6% (経営レバレッジ:1.48)
- 株主優待:無し
- 板:買いが2万株程度、売りが9千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため
- コメント:○今回は分売の発表と同時に自社株買いも発表されています。
大株主からの売出などで一部は自社株買い、残りは分売へ回される形でしょうか?
なお、経常利益が年1億程度の企業なので、市場変更の可能性は当面低そうです。○業績はずっと横ばい傾向が続いており、成長性に乏しい感じです。前期は巨額の減損処理を行っていますが、無借金経営の企業であるため、財務基盤にそれほど影響はないようです。
また、PBRは0.5倍と割安。配当性向も70%近くとかなり高く、配当利回り2.7%程度となっています。バリュー・配当株としての魅力はありそうです。○ナビタスは1,000株単位銘柄のため、流動性に欠ける状態が続いています。
ただ、12月4日より100株単位への変更が決まりました。分売は100株単位での申し込みとなるため、低位株の分売という扱いになりそうです。
信用売りがないのがネックですが、分売数が7万株と少ない事、バリュー株で低位という事から、流動性が改善して一定の買いが入るのを期待したいところです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が3.3%上昇したところで分売実施となります。
ディスカウントは4%となっているのですが、流動性があまり改善していないので微妙な感じです。前日でも出来高は1万株程度しか無く、閑散とした相場でした。
信用売りも入っていないため、明日朝の気配を見てからの判断となりそうですが、買いが多くなければ参加を見送る可能性が高そうです。
実施結果
始 値 | 363 円 ( + 3 円 ) |
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高 値 | 370 円 ( + 10 円 ) |
安 値 | 362 円 ( + 2 円 ) |
終 値 | 363 円 ( + 3 円 ) |
寄付出来高 | 24,200 株 |
寄付出来高/分売数 | 34.57 % |
1日の出来高 | 60,100 株 |
- コメント:○一日を通して分売価格は上回っており、底堅い値動きという感じでした。
信用売りの設定が無い中で、比較的健闘した方ではないかと思います。