- 17年11月1日、GMB (7214)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月16日、 分売価格が決定されました。
[GMB]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年11月1日 |
銘 柄 |
GMB |
銘柄コード |
7214 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
貸借 |
業種 |
輸送用機器 |
分売株数 |
156,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
3.11 億程度 |
申込数量 |
上限 5,000 株 |
実施予定日 |
11月17日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
1,993 円 |
実施前日終値 |
1,947 円 |
発表日からの騰落率 |
–2.31 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–1.27 % |
分売価格 |
1,899 円 |
割引率 |
–2.47 % |
信用データ
推定空売り数 |
3,700 株 |
空売り/分売数 |
2.37 % |
発表前週信用買い残 |
219,000 株 |
月平均出来高(発表時) |
40,800 株 |
信用残/月平均出来高 |
5.37 倍 |
分売数/月平均出来高 |
3.82 倍 |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
7.69 倍 |
実績PBR |
0.50 倍 |
ROE |
6.5 % |
予想配当 |
40 円 |
配当利回り |
2.01 % |
配当性向 |
15.4 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:独立系の自動車部品メーカー。駆動・伝達系の部品が主力で、自動車メーカーの系列には属さず独自ブランドを展開。国内より海外向けの売上比率が多く、韓国向け(現代自動車)の売上が一番多い。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:2.1%増 営業利益:12.4%減 経常利益:9.7%減 純利益:6.6%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が64~75%程度。
※10/25に通期業績予想の上方修正を行っています。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:33.3% (経営レバレッジ:3.01)
- 株主優待:なし
- 板:買いが4万5千株程度、売りが4万7千株程度。
- 半年間のチャート:5月は1,300円付近、6月~7月は1,200円付近での値動きとなっていましたが、8月1日の1Q決算発表後は1,400円付近にレンジを切りあげます。
10月以降は中間決算に向けて株価が上昇していましたが、10月25日に業績予想が上方修正された事で窓を開けて急騰。10月27日に年初来高値2,034円を記録し、発表日の時点でも高値圏に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→なし SBI→HYPER空売り無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善ならびに流動性向上を図るため。
- コメント:○前回は6月に分売が行われており、およそ5ヶ月ぶりの分売となります。
3月の時点で株主数が2,275名となっています。そのため、株主数を増やす目的での分売かと思いましたが、申し込み上限が5千株となっている事から単に売出なのかもしれません。
○前回の分売時は大幅減益予想となっていましたが、10月25日に業績予想の上方修正を行っており、今期の業績は前期より微減という見込みになりました。
海外での部品の売り上げが順調に推移していることや円安ドル高基調である事をふまえると、業績の更なる上ぶれも期待できそうです。
また、直近で株価は急騰していますが、この株価でもPER7.7倍、PBR0.5倍と超割安な水準です。外需株が強い最近の地合いだと、バリュー株として見直される余地は十分あると見ています。
○前回は寄り付きでも一定の利益が出ている状態でした。
直近で株価が急騰しているのが懸念材料ですが、今回は分売数が前回より少ないこともあり、一定の利益は出ると見ています。
貸借銘柄という事もあり、信用売りでうまく調整してくれれば実施日の反発も期待できそうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が2%下落したところで分売実施となります。
最高値を付けてから株価は一旦調整しています。欲をいえば、分売価格が25日線付近の1,800円辺りになって欲しかったのですが。
○気になるのは信用状況ですが、思ったほど空売りが入ってない気がします。
今日の貸株残合計で見ても分売数の9%程度なので、微妙な感じです。
実需買いが入らないと寄り付きでやや厳しい可能性も出てきたので、念のため明日朝の気配次第で判断したいと思います。
寄り付きで想定より下げるようなら、ザラ場中での買い戻しは期待できそうですが。
実施結果
始 値 |
1,987 円 ( + 88 円 ) |
高 値 |
2,114 円 ( + 215 円 ) |
安 値 |
1,971 円 ( + 72 円 ) |
終 値 |
2,040 円 ( + 141 円 ) |
寄付出来高 |
58,500 株 |
寄付出来高/分売数 |
37.50 % |
1日の出来高 |
204,300 株 |
- コメント:○前場は地合いが絶好調だった事もあってかなり高く寄り付き、その後も2,114円まで買い戻されました。ただ、11時以降は地合い悪化により下げてしまい、2,040円で大引けとなっています。
○空売りの返済もそこそこあったようですし、バリュー株ということで底値を狙った買いも多かったようです。結果としては好成績の分売となりました。