PO[価格決定]:フジ (8278)

  • 17年10月30日、フジ (8278)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 17年11月7日、 公募価格が決定されました。

[フジ]の詳細・分析

銘柄データ

発 表 日 2017年10月30日 
銘 柄 フジ 
銘 柄 コ ー ド 8278  
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 小売業 
公募・売出株数 公募:2,610,000 株  
(OA:390,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 88.11 億 程度 
価 格 決 定 日 11月7日 
受 渡 日 11月15日 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 2,937 円 
価 格 決 定 日 終 値 2,521 円 
公 募 価 格 2,432 円 
割 引 率 –3.53 % 

信用データ

発 表 日 貸 株 残 63,800 株 
受 渡 日 前 日 貸 株 残 307,600 株 
推 定 空 売 り 数 243,800 株 
空 売 り / 公 募 数 8.13 % 
発表前週信用買い残 1,600 株 
月平均出来高(発表時) 36,900 株 
信用残/月平均出来高 0.04 倍 
公募数/月平均出来高 81.30 倍 

※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

予想PER(会社予想) 14.78 倍 
実 績 P B R 1.16 倍 
R O E 7.8 % 
予 想 配 当 20 円 
配 当 利 回 り 0.82 % 
配 当 性 向 12.2 % 
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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 引受会社:野村證券(主幹事)、SMBC日興証券、大和証券、ひろぎん証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東洋証券、岡三証券
  • 事業内容:愛媛県を地盤とするスーパーマーケットチェーン。四国と広島・山口に店舗を展開。
  • 業績:
    ○18年2月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:0.1%増 営業利益:15.3%増 経常利益:20.3%増 純利益:20.5%増
    2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が41%程度。
  • 指標:同業他社と比較してやや割高か。
  • 自己資本比率:46.0% (経営レバレッジ:2.17)
  • 株主優待:○優待券など(2、8月権利。額面は保有券面に応じる)
    ○新米(8月権利:500株以上かつ1年以上継続保有の場合)
  • 板:買いが1万3千株程度、売りが2万5千株程度。
  • 半年間のチャート:中長期では上昇トレンドにあるようです。
    3月までは2,400円付近での値動きでしたが、4月に今期見通しが発表されてから株価は3,000円付近まで上昇。
    5月~9月は2,600~3,000円のレンジ相場となっていましたが、10月の2Q決算発表を受けて株価がさらに上昇し、10月16日に上場来高値3,235円を記録。その後は調整が入って株価が下落し、現在は2,900円台に位置しています。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→5日売建有り
  • PO実施の目的:フジグループの設備投資資金に充当する予定。
  • コメント:○今回のPOはスーパーマーケットの新規出店に伴う増資となります。
    事業規模拡大を伴う前向きな増資といえるでしょうか。
    ○近年の業績は売上高が横ばいですが、利益は緩やかに成長している感じです。今期も2桁増益を見込んでいます。
    株価はこの1年で1.5倍以上になっており、指標面は同業他社に比べるとやや割高です。ただ、業績が堅調なので買いが入っている面もあると思います。
    ○平均出来高に比べて公募数が多いのが気になりますが、貸借銘柄のため信用売りが積み上がってくればカバーできそうです。ただ、売り禁になると話は変わってくるので、信用状況の動向には注意しておく必要があると思います。
価格決定日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が14%近く下げたところで価格決定となりました。
    公募価格は4月以来の安値に近い水準となっており、PERも15倍を切ってきました。
    ここまで下げれば、短期的なリバウンドが期待できるのではないかと思います。
    明日以降の値動きに注目したいです。

実施結果

始 値 2,356 円 ( – 76 円 )
高 値 2,409 円 ( – 23 円 )
安 値 2,313 円 ( – 119 円 )
終 値 2,322 円 ( – 110 円 )
寄付出来高 538,800 株
寄付出来高/分売数 17.96 %
1日の出来高 1,049,200 株
  • コメント:○残念ながら、昨日の時点ですでに公募割れしている状態でした。
    寄り付きは昨日終値と同値で始まり、直後に若干買い戻されるも、地合い悪化に伴って主だった買いも入らず株価は下落基調へ・・・結局、直近の安値を更新して大引けとなりました。
    ○先週木曜に日経平均が乱高下する事象もあり、その点が株価に影響していたのは間違いないと思います。
    ただ、それを差し引いても期間中は本当に買いが入らない感じでした・・・反発らしい反発は見られず、株価は下がっていくだけでした。
    調べてみたところ、貸借銘柄で受渡前日までに公募割れし、当日も公募割れで終わったケースは今年初めてのようです。悪い意味で予想を裏切られるPOとなってしまいました。
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