- 17年10月13日、トーセイ・リート投資法人(3451)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年10月23日、 公募価格が決定されました。
[トーセイ・リート投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 |
2017年10月13日 |
銘 柄 |
トーセイ・リート投資法人 |
銘 柄 コ ー ド |
3451 |
上 場 先 |
東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 |
信用 |
業 種 |
REIT |
公募・売出株数 |
公募:51,200 口
(OA:2,560 口) |
吸収金額(発表日時点) |
59.94億 程度 |
価 格 決 定 日 |
10月23日 |
受 渡 日 |
11月2日 |
株価・分売価格など
発 表 日 終 値 |
111,500 円 |
仮 条 件 |
–2.5% ~ –5.0% |
価 格 決 定 日 終 値 |
110,400 円 |
公 募 価 格 |
104,462 円 |
割 引 率 |
–2.50 % |
信用データ
発 表 日 貸 株 残 |
– 株 |
受 渡 日 前 日 貸 株 残 |
– 株 |
推 定 空 売 り 数 |
– 株 |
空 売 り / 公 募 数 |
– % |
発表前週信用買い残 |
8,383 株 |
月平均出来高(発表時) |
880 株 |
信用残/月平均出来高 |
9.53 倍 |
各種指標など
N A V 倍 率 |
0.84 倍 |
N O I 利 回 り |
5.93 % |
L T V |
47.1 % |
予 想 分 配 金(年 間) |
6,671 円 |
分 配 金 利 回 り |
6.39 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券
- スポンサー:トーセイ
- 投資先:東京を中心とする中小規模(50億円以下)のオフィス、商業施設、住宅及びホテルへ投資。
- 格付け: 無し
- 決算月:4月、10月
- 指標:NAV倍率は上位、NOI利回りは上位、LTVは中位。
- 株主優待:無し
- 板:買いが900口程度、売りが2,200口程度。
- 半年間のチャート:年初以降、4月までは下落基調でしたが、4月末に10万付近まで下落した後は値を戻し、5月~8月は10.5万~10.8万のレンジ相場に。
9月に入ると上昇基調となり、10月10日に年初来高値11.19万を記録。現在も高値圏に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り無し
- PO実施の目的:不動産の取得資金に充当。
- コメント:○前回は昨年11月に公募増資が行われており、約1年ぶりのPOとなります。
前回は希薄度15%程度でしたが、今回は29.3%となっており、前回と比べて約2倍の規模です。
○指標面は意外と優良です。スポンサーは東証1部のトーセイですが、大手系列のリートに比べると知名度で劣り、格付けもないためか、株価が割安な状態で放置されている感じでした。
ただ、最近は高利回り銘柄の方が堅調な値動きを見せています。トーセイRも株価が上昇して、1年前の水準を回復しています。
○前回のPOは発表後に株価が下げ一方の展開となり、受渡日では手数料負けしている状態でした。一時10万を切る水準まで下げるも、3週間程度で公募価格(10万4千円)を回復したようです。
トーセイRは非貸借銘柄なので信用売りは期待できないのと、規模が前回より大きいのが心配な点でしょうか。直近で株価が上昇していたため、信用買い残が多いのも気になります。
ただ、決算月を跨ぐことから公募価格は半期の配当分を控除した価格となります。受渡日は公募価格付近で踏み止まってくれる事を期待したいです。
また、高利回り銘柄を物色する地合いが続くようなら、公募割れした場合でも、値を戻すのにそれほど時間がかからない気もします。
価格決定日時点
- コメント:○発表日以降、株価が1%程度下げたところで価格決定となりました。
公募発表後、25日線付近まで一旦株価が下げた後で反発しているので、流れとしてはいい感じに見えます。
公募価格も直近9月の安値付近の水準なので条件としてはまずまずかと思いますが、明日以降どれだけ上昇できるかが鍵となりそうです。
実施結果
始 値 |
105,500 円 ( + 1,038 円 ) |
高 値 |
106,300 円 ( + 1,838 円 ) |
安 値 |
105,100 円 ( + 638 円 ) |
終 値 |
105,100 円 ( + 638 円 ) |
寄付出来高 |
3,460 株 |
寄付出来高/分売数 |
6.44 % |
1日の出来高 |
11,231 株 |
- コメント:○寄り付き直後に多少買い戻されましたが、その後は10.5万前後での値動きが大引けまで続きました。なんとか公募割れは回避した格好です。
○板を見る限り、明確に売り優勢という感じではないのと、10.4万までは買い板が厚い感じです。この状況が続く間に公募の売りを消化できれば、そのうち反発しそうな気がします。