- 17年10月11日、 ハイアス・アンド・カンパニー (6192)の立会外分売が発表されました。
- 17年10月25日、 分売価格が決定されました。
[ハイアス・アンド・カンパニー]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年10月11日 |
銘 柄 |
ハイアス・アンド・カンパニー |
銘柄コード |
6192 |
上場先 |
東証マザーズ |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
サービス業 |
分売株数 |
150,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
1.73 億程度 |
申込数量 |
上限 100 株 |
実施予定日 |
10月26日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
1,150 円 |
実施前日終値 |
1,247 円 |
発表日からの騰落率 |
+8.43 % |
実施2日前
からの騰落率 |
+6.58 % |
分売価格 |
1,209 円 |
割引率 |
–3.05 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
発表前週信用買い残 |
212,500 株 |
月平均出来高(発表時) |
90,300 株 |
信用残/月平均出来高 |
2.35 倍 |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
40.87 倍 |
実績PBR |
7.52 倍 |
ROE |
18.4 % |
予想配当 |
8 円 |
配当利回り |
0.66 % |
配当性向 |
27.0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:工務店や不動産業者を顧客とする住宅関連のコンサルタント会社。
- 業績:
○18年4月期会社予想(数値は前期比)
売上高:25.5%増 営業利益:23.8%増 経常利益:15.4%増 純利益:19.0%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が22%、利益が29%程度。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:60.9% (経営レバレッジ:1.64)
- 株主優待:無し
- 板:買いが4万株程度、売りが3万5千株程度。
- 半年間のチャート:6月上旬までは600円前後での値動きでしたが、6月14日に前期決算が発表されると株価は上昇基調へ。7月~8月は700~800円にレンジを切りあげていきます。
9月に入ると、1Q決算に向けて株価がさらに上昇。決算発表後も上昇のピッチは変わらず、10月2日に上場来高値1,249円を記録。その後はやや調整し、1,100~1,200円付近での値動きとなっています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:市場第一部への市場変更における形式要件の充足を図るため。
(現在、市場変更を申請中。)
- コメント:○今年4月にも分売が実施されており、約半年ぶりの分売となります。
開示にもある通り、今回は東証1部への昇格を目指しての分売です。
パッと見たところ、形式要件のうち株主数のみ不足しているようで、今回の分売で条件を満たすことが出来そうです。
○今期の業績予想は4月の時よりかなり改善し、4年連続の2桁増益となる見込みです。株価上昇に伴いPERがかなり高くなっていますが、グロース株と考えれば仕方ない面もあるかと思います。
○月平均の出来高が9万株なので、15万株の分売は問題なく消化できそうです。
ただ、株価がすでに上場来高値圏にあるのと、明日以降1部昇格を見越して株価が上昇する可能性もあります。
分売日の時点で、上値を追う余地がどれくらい残るかが気になるところです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が8.4%上昇したところで分売実施となります。
今日だけで前日比6.5%上昇してしまいました・・・分売価格は今日の始値より高く、3%引きでもあまり意味のない状態になっています。
とはいえ、分売数が15万株なので普通なら大丈夫な気がするのですが、今日は株価が目立って下がった形跡がありませんでした。信用売りが入っていたのか、いまいち腑に落ちないところがあります。
そのため、申し込みは明日朝の気配を見て判断する方が無難だと考えています。
分売の影響はザラ場中で消化出来そうなので、その後の反発には期待したいところですが。
実施結果
始 値 |
1,252 円 ( + 43 円 ) |
高 値 |
1,259 円 ( + 50 円 ) |
安 値 |
1,205 円 ( – 4 円 ) |
終 値 |
1,215 円 ( + 6 円 ) |
寄付出来高 |
67,600 株 |
寄付出来高/分売数 |
45.07 % |
1日の出来高 |
302,800 株 |
- コメント:○前日終値より若干上で始まったものの、その後は急落して11時前には分売価格を割れる展開に・・・後場になって若干戻す時間帯はありましたが、引けに掛けては分売価格付近まで再度下落しました。
○この銘柄は今日が権利付き最終日だったため、その関係で空売りの買い戻しはなかったようです。ただ、寄り付きこそ買い需要が強かったのですが、その後は目立った買いもなく、逆に売りの方が強くなってしまいました。
分売の影響は前場で消化できたと思いますが、後場の買い戻しが弱かったのは少し気になります。明日以降の値動きに響かなければいいのですが。