PO[価格決定]:ジェイ・エス・ビー(3480)

  • 18年6月29日、 ジェイ・エス・ビー(3480)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年7月10日、 公募価格が決定されました。

[ジェイ・エス・ビー]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  ジェイ・エス・ビー(3480) 
上 場 先 東証2部(7/20より東証1部へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種  不動産業 
事 業 内 容 学生向けマンションの企画開発・運営事業が主力。近年は高齢者向け住宅事業を強化中。

POデータ

発 表 日 2018年6月29日 
公募・売出株数 公募:200,000 株 
売出:370,000 株 
(OA:85,500 株) 
吸収金額(発表日時点) 43.79 億 程度 
価 格 決 定 日 7月10日~7月12日 → 7月10日 
受 渡 日 7月20日 
PO実施の目的 公募増資:賃貸用不動産に係る開発資金に充当する予定。
売出:株式の分布状況の改善と流動性の向上を図るため。
※PO終了後は留保金課税の適用対象外となる予定。
引受会社(主幹事) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(484,500株)
引受会社(幹事) SBI証券(34,200株)
SMBC日興証券(22,800株)
野村證券(22,800株)
いちよし証券(5,700株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 6,680 円 
仮 条 件 – 3.5 % ~ – 5.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 6,100 円 
公 募 価 格 5,886 円 
割 引 率 –3.51 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 4,300 株 
信用残/月平均出来高 7.93 倍 
公募数/月平均出来高 152.44 倍 
買い板 2千株 程度 
売り板 4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年10月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:5.2%増 営業利益:3.6%増 
経常利益:5.3%増 純利益:9.8%増 
2Q決算時点での進捗度は売上高が54%、利益が97~103%程度。
※例年、利益のほとんどを2Qで稼ぐ構造となっています。
自 己 資 本 比 率 35.8 % 
(経営レバレッジ:2.80 )
予想PSR(会社予想) 0.73 倍 
予想PER(会社予想) 16.27 倍 
実 績 P B R 2.55 倍 
R O E 15.6 % 
予 想 配 当 35 円 
配 当 利 回 り 0.52 % 
配 当 性 向 9.1 % 
同業他社との比較 PER:平均並み PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・POについて:昨年7月に東証2部へ上場しており、ちょうど1年で1部昇格となりました。1部昇格にあたっては株主数の要件が不足しており、今回のPOで要件を満たすことになるようです。

    ○業績・指標:近年の業績は順調に伸びています。今期も増収増益の見通し。
    指標面では同業他社と比較してPERが平均並み、PBRが割安となっています。

    ○見通し:希薄化比率は6.4%、PO総数は発行株ベースで14.2%程度。規模としてはそれほど大きくないのですが、月の平均出来高が5千株を切っており流動性に欠ける状態です・・・また、全株式の8割近くを役員や機関投資家で保有している構造となっており、浮動株が非常に少ないです。値がさ株と言うことも考慮すると、現状ではかなりリスクの高いPOになりそうな気がします。
    株価は年初から上昇基調が続いており、直近では6,000~7,000円のレンジで動いているようです。レンジ下限の6,000円付近まで調整するとその後の反発も期待できそうでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は約7%下落。公募価格は直近の安値圏に位置。

    ○見通し:株価は調整が進み、6,100円まで下落しています。直近の安値が5,900円付近となっているので、地合いの急変がなければ何とかなりそうでしょうか?ただ、流動性に欠けることや板がスカスカな点を踏まえると、ハイリスク案件の状態に変わりはないですね。直近の相場が荒れ模様な事を考えると、手を出すのは受渡日の後でもいい気がします・・・(今週は地合いが回復傾向ですが)

実施結果

始 値 5,720 円 ( – 166 円 )
高 値 5,870 円 ( – 16 円 )
安 値 5,660 円 ( – 226 円 )
終 値 5,850 円 ( – 36 円 )
寄付出来高 13,200 株
寄付出来高/公募数 2.01 %
1日の出来高 43,600 株
  • コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比230円安の5,720円で取引開始。5,660円まで下げた後はジリ高基調で買い戻され、結局5,850円で引けています。

    ○寄り付きは3%近くの公募割れとなってしまいましたが、ザラ場で買い戻されて大引け付近では公募価格まであと一息の水準となっています。チャート上ではちょうど26週線に位置しており、ここら辺で下げ止まるかどうかが当面の鍵になりそうです。

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