PO[価格決定]:大同工業(6373)

  • 18年7月2日、大同工業(6373)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年7月10日、 公募価格が決定されました。

[大同工業]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 大同工業(6373) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借(7/9より貸株注意喚起) 
業 種  機械 
事 業 内 容 バイク用チェーンの製造販売が主力。MotoGPなど、世界の主要バイクレースへ参加するチームに部品を供給。
その他、自動車用や産業機械用のチェーン、リム・ホイールなどの製造も手がける。

POデータ

発 表 日 2018年7月2日 
公募・売出株数 公募:1,300,000 株  
(OA:190,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 21.72億 程度 
価 格 決 定 日 7月10日~7月13日 → 7月10日 
受 渡 日 7月19日~7月24日 → 7月19日 
PO実施の目的

下記の用途に充当する予定。
・自動車分野における新製品・新規事業開発のための設備の購入資金及び建屋の建設資金
・主力事業の一つであるリム・ホイールの生産能力向上のための建屋の増改築資金。
・生産・供給・販売体制をグローバルで強化するために、インド、フィリピン及びベトナムにおける当社連結子会社の新建屋の建設資金及び生産設備の増設資金

引受会社(主幹事) 大和証券(1,180,000株)
引受会社(幹事) SMBC日興証券(60,000株)
みずほ証券(60,000株)
今村証券(10,000株)

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,448 円 
仮 条 件 – 3.5 % ~ – 5.5 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,190 円 
公 募 価 格 1,148 円 
割 引 率 –3.53 % 

信用データ

空 売 り / 公 募 数 20.33 %(価格決定日) → 33.41 %(受渡日前日) 
月平均出来高(発表時) 6,000 株 
信用残/月平均出来高 9.89 倍 
公募数/月平均出来高 230.77 倍 
買い板 8万1千株 程度 
売り板 9万株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→無し 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 
売上高:8.2%増 営業利益:12.9%増 
経常利益:2.3%減 純利益:22.0%減 

○19年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:4.8%増 営業利益:9.9%増 
経常利益:6.1%増 純利益:48.3%増 

自 己 資 本 比 率 37.9 % 
(経営レバレッジ:2.64 )
予想PSR(会社予想) 0.25 倍 
予想PER(会社予想) 5.97 倍 
実 績 P B R 0.52 倍 
R O E 8.8 % 
予 想 配 当 35 円 
配 当 利 回 り 3.05 % 
配 当 性 向 15.7 % 
同業他社との比較 PER:割安か PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

スポンサーリンク

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・POについて:大同工業は主にバイク用チェーンの製造を手がける会社です。
    今回は強化を進めている四輪用自動車の分野や、海外展開のための資金調達となるようです。

    ○業績・指標:前期は営業利益が2桁の増益も、経常利益・純利益は減益。今期は増収増益の見通しとなっています。
    指標面では同業他社と比べて割安となっており、PER・PBRともにバリュー株として妙味がありそうです。

    ○見通し:増資による希薄化比率は15.9%。POの規模としては標準的ですが、月の平均出来高が6千株しかなく流動性に欠ける状態です。貸借銘柄ということで、値決めまでに流動性が改善することを期待したいです。
    株価は2月以降、1,400~1,600円のレンジで動いています。希薄化を考慮した株価は1,218円程度となっており、当面はこの水準まで調整するかどうかが目安となりそうです。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は17.8%下落。公募価格は年初来の安値圏に位置。
    ○信用状況:空売りはそこそこ入っているようです。

    ○見通し:株価は発表翌日の時点で希薄化比率を上回って下げてしまい、結局18%近く下げて値決めとなりました。もう下げるとこまで下げきってしまった感もあり、公募価格を大きく割れる可能性は低いと見ています。ファンダ面から見てもPER・PBRにかなり割安感があり、1,160円ぐらいまでは買い板も厚いです。
    昨日に貸株注意喚起が出たのは気になりますが、すでにまとまった空売りが入っている状態のようです。売り禁になっても、大勢に影響を与えるような感じにはならない気がします。

実施結果

始 値 1,260 円 ( + 112 円 )
高 値 1,273 円 ( + 125 円 )
安 値 1,210 円 ( + 62 円 )
終 値 1,261 円 ( + 113 円 )
寄付出来高 435,300 株
寄付出来高/公募数 29.02 %
1日の出来高 871,600 株
  • コメント:○前日比22円高で寄り付き、その後は1,210円まで急落するも10時以降は徐々に買い戻される展開に。結局1,261円で引けています。

    ○空売りの買い戻しが多かったせいか、思ったより高く寄り付いた感じです。ただ、売りが一巡した後は順調に買い戻されているので、明日以降も期待が持てそうです。

スポンサーリンク
関連記事(一部広告あり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする