PO[価格決定]：ケネディクス・オフィス投資法人(8972)

• 18年5月14日、ケネディクス・オフィス投資法人(8972)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
• 18年5月21日、 公募価格が決定されました。

[ケネディクス・オフィス投資法人(8972)]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	ケネディクス・オフィス投資法人(8972)
スポンサー	ケネディクス
投資先	首都圏の中規模オフィスビルを中心に投資。
上 場 先	東証不動産
信 用 貸 借 区 分	貸借
業　種	REIT

銘柄データ

発 表 日	2018年5月14日
公募・売出株数	公募：22,500 口  (OA：1,125 口)
吸収金額(発表日時点)	162.54 億 程度
価 格 決 定 日	5月21日～5月23日 → 5月21日
受 渡 日	5月29日～5月31日 → 5月29日
PO実施の目的	新たな特定資産を取得することで、資産規模及びポートフォリオ収益の拡大とともに財務基盤の安定性の強化を図り、引き続き機動的に特定資産を取得するため。
引受会社(主幹事)	野村證券
引受会社(幹事)	三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券  ＳＭＢＣ日興証券   みずほ証券  ＵＢＳ証券  大和証券  東海東京証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値	688,000 円
仮 条 件	– 2.5 ％ ～ – 5.0 ％
価 格 決 定 日 終 値	663,000 円
公 募 価 格	646,425 円
割 引 率	–2.50 ％

信用データ

空 売 り / 公 募 数	2.20 ％(5/21) → 11.16％(5/28)
月平均出来高(発表時)	1,300 株
信用残/月平均出来高	0.09 倍
公募数/月平均出来高	17.09 倍
買い板	280 株程度
売り板	530 株程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→長期売建有り  SBI証券→無し

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

１口あたりNAV	607,429 円
N A V 倍 率	1.06 倍
N O I 利 回 り	4.73 ％
L T V	42.3 ％
決 算 月	10月、4月
格 付 け	AＡ- (JCR)
予 想 分 配 金(年 間)	26,400 円
分 配 金 利 回 り	4.08 ％
他REITとの比較	NAV倍率：下位  NOI利回り：中位  LTV：中位  分配金利回り：下位

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：無し

• コメント
  ○銘柄：15年11月以来、およそ2年半ぶりの増資となります。
  スポンサーは独立系大手のケネディクスとなっています。

  ○指標：指標面では目立った感じはありません。利回りも4％を切っています。
  ただ格付けはAA-と高い水準になっており、利回りより安心感を求めて投資する銘柄になるようです。

  ○見通し：希薄度は5.8％と、比較的規模の小さい増資になります。貸借銘柄でもあり、安定した成績を見込めるのではと見ています。
  株価は1月に71.8万の高値を付けてから一時64.5万付近まで下落。ただ、4月で下げ止まった感じはありますし、東京圏のオフィスビル市況は空室率低下や賃料上昇が続いています。オフィス系リートには追い風が吹いているので、好成績を期待したいところです。

価格決定日時点

• コメント
  ○株価動向：発表日以降、株価は3.6％下落。今日の終値は13週線付近に位置。
  ○信用状況：空売りはあまり入っていません。

  ○見通し：株価は13週線付近まで調整しています。今年以降はおおむね26週線が支持線となっており、チャート通りであれば大きな公募割れの可能性は低いと見ています。REIT指数も持ち直している感じなので、堅調な値動きを期待したいところです。

実施結果

始　値	672,000 円 ( +25,575 円 )
高　値	676,000 円 ( +29,575 円 )
安　値	668,000 円 ( +21,575 円 )
終　値	674,000 円 ( +27,575 円 )
寄付出来高	4,904 株
寄付出来高/公募数	20.76 ％
1日の出来高	9,959 株

• コメント：○前日比3千円安で寄り付き、その後は66.8万～67.6万での値動きとなりました。結局67.4万で引けています。

  ○期間中も安定した値動きで推移し、寄り付きでも4％近い利益の好成績となりました。