PO[価格決定]:サンワテクノス(8137)

  • 18年3月30日、 サンワテクノス(8137)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 18年4月9日、 公募価格が決定されました。

[サンワテクノス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド  サンワテクノス(8137) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種  卸売業 
事 業 内 容 産業用エレクトロニクス・メカトロニクス関連機器の専門商社。
電子部品・産機を組み合わせたシステムなどのエンジニアリング事業も手がける。 

POデータ

発 表 日 2018年3月30日 
公募・売出株数 新株発行:1,321,000 株 
自己株処分:579,000 株 
(OA:285,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 41.32億 程度 
価 格 決 定 日 4月9日 
受 渡 日 4月17日 
PO実施の目的 業容拡大に伴い、仕入が増加したことによる買掛金の支払として金融機関から調達した短期借入金及び長期借入金の返済資金に充当。
残額は商品(電機品及び電子部品)の仕入を増加することに伴う買掛金の支払に充当。
引受会社(主幹事) 大和証券(1,140,000株) 
引受会社(幹事) 丸三証券(475,000株) 
みずほ証券(285,000株) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,891 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,588 円 
公 募 価 格 1,540 円 
割 引 率 –3.02 % 

信用データ

推 定 空 売 り 数 197,200 株(4/9) →  401,700 株(4/16) 
空 売 り / 公 募 数 9.03 %(4/9) → 18.38 %(4/16) 
月平均出来高(発表時) 50,400 株 
信用残/月平均出来高 5.10 倍 
公募数/月平均出来高 31.87 倍 
買い板 3万株 程度 
売り板 1万3千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→長期売建有り 
SBI証券→無し 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:23.9%増 営業利益:26.1%増 
経常利益:30.6%増 純利益:83.0%増 
3Q決算時点での進捗度は売上高が72%、利益が70~71%程度。
自 己 資 本 比 率 36.0 % 
(経営レバレッジ:2.78 )
予想PER(会社予想) 8.52 倍 
実 績 P B R 0.90 倍 
R O E 10.6 % 
予 想 配 当 30 円 
配 当 利 回 り 1.59 % 
配 当 性 向 14.3 % 
同業他社との比較 PER:割安か 
PBR:平均並み(3/30) → 割安か(4/9) 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:無し
  • コメント
    ○銘柄・POについて:先日のマクニカ・富士エレのPOに続いて、エレキ関連商社の増資となります。ただ、資金調達の目的が借入金の返済となっている点はややネガティブな評価を受ける可能性も。

    ○業績・指標:電機・自動車向けの電子部品・製造装置などの販売が好調となっており、今期は大幅増益の見込みです。
    同業他社と比較しても業績は好調ですが、サンワテクノスはPER10倍台となっており、逆に他社より割安な状態です。株価については、年初来高値に近い2,800円までは伸びるポテンシャルを秘めていそうです。

    ○見通し:ファンダ的には良さそうな銘柄なのですが、チャートの状態はあまり良くありません。今年1月に高値を付けてからは調整に入っており、2月~3月前半は26週線を挟んでのレンジ相場に。しかし、3月後半からは26週線を大きく割り込んでしまい、下値が分かりづらい状態です。13週線・26週線ともに横ばいとなっており、下落が続くとトレンドが変わる可能性もあります。
    増資の発表で週明けの株価は軟調な展開になると思われるため、まずはどの辺で下げ止まるかを見極める必要がありそうです。希薄度が16%前後なので、1,600円ぐらいまでは下げるかもしれないですね。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は16%程度下落。公募価格は26週線から大きく乖離。トレンドもやや下落方向に転換しつつあります。
    ○信用状況:空売りはそこそこ入っているようです。

    ○見通し:やはり希薄度と同程度の下げとなってしまい、1,600円付近まで下落しています。ただ、PERは10倍、PBRは1倍を切っており、かなり割安な水準になりました。先週ではおおむね1,550円以上をキープしています。地合いが悪化しなければ、受渡日で大きく公募割れする可能性は低そうです。
    期間中は最悪でも1,500円が下値メドと見ていますが、ここを割ってしまうようだと底が見えづらいかも。

実施結果

始 値 1,586 円 ( + 46 円 )
高 値 1,604 円 ( + 64 円 )
安 値 1,541 円 ( + 1 円 )
終 値 1,552 円 ( + 12 円 )
寄付出来高 507,700 株
寄付出来高/公募数 23.24 %
1日の出来高 1,047,300 株
  • コメント:○前日とほぼ同値で寄り付いた後は1,604円まで上昇するも、地合い悪化に伴って10時以降は下げる展開に。一時は公募価格付近まで下げる場面もありました。結局1,552円で引けています。

    ○寄り付きは空売りの返済などで堅調な感じでしたが、その後は地合いのせいもあって微妙な感じに。ただ、公募価格付近ではしっかり買いも入っているので、ここから大きく下げる可能性は低い気もします。逆に1,500円も割るようだと底が見えなくなりますが・・・

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