- 18年3月28日、 ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年4月9日、 公募価格が決定されました。
[ジャパンリアルエステイト投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ジャパンリアルエステイト投資法人(8952) |
---|---|
スポンサー | 三菱地所、三井物産 |
投資先 | 日本全国の主要都市に所在するオフィスビルに投資。物件の半数以上は首都圏に集中。 |
上 場 先 | 東証不動産 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | REIT |
銘柄データ
発 表 日 | 2018年3月28日 |
---|---|
公募・売出株数 | 公募:69,000 口 (OA:6,900 口) |
吸収金額(発表日時点) | 415.93億 程度 |
価 格 決 定 日 | 4月9日 |
受 渡 日 | 4月17日 |
PO実施の目的 | 新規物件の取得資金に充当予定。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券(34,500口) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(13,800口) みずほ証券(13,800口) |
引受会社(幹事) | 野村證券(4,830口) 大和証券(2,070口) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 584,000 円 |
---|---|
仮 条 件 | – 2.0 % ~ – 4.5 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 544,000 円 |
公 募 価 格 | 533,120 円 |
割 引 率 | –2.00 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | 3,671 株(4/9) → 11,242 株(4/16) |
---|---|
空 売 り / 公 募 数 | 4.84 %(4/9) → 14.81 % (4/16) |
月平均出来高(発表時) | 3,500 株 |
信用残/月平均出来高 | 0.15 倍 |
公募数/月平均出来高 | 21.69 倍 |
買い板 | 710 株程度 |
売り板 | 820 株程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→長期売建有り SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
1口あたり純資産 | 359,213 円 |
---|---|
1口あたりNAV | 506,424 円 |
N A V 倍 率 | 1.05 倍 |
N O I 利 回 り | 4.40 % |
L T V | 約40% 程度 |
決 算 月 | 3月、9月 |
格 付 け | A+(S&P)、A1(ムーディーズ)、AA(JCR) |
予 想 分 配 金(年 間) | 18,100 円 |
分 配 金 利 回 り | 3.40 % |
他REITとの比較 | NAV倍率:下位 NOI利回り:下位 LTV:上位 分配金利回り:下位 |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・POについて:15年3月以来、およそ3年ぶりの増資となります。
ジャパンリアルエステイトはJ-REITの創設期から上場している銘柄で、財閥系の大手2社がスポンサーとなっています。○指標:LTV以外はほとんど下位に位置し、分配金利回りに至っては最下位クラスです。
ただ、大手スポンサー系で格付けも高く、歴史の古いリートです。高利回りではなく、安定性を求めて投資する銘柄となります。
なお、LTVは30~40%を目標値としていますが、現在は上限に近いようです。○見通し:3月前半までのリートPOは成績が悪かったのですが、後半になると持ち直して成績が改善しました。REIT指数も3月以降は底を打った感があり、持ち直しの傾向になっています。
株価は長らく下落トレンドでしたが、3月からは横ばい傾向となり、現在は53万~56万のレンジ相場入りしています。
大きな悪材料がなければ堅実に稼げる案件となりそうですが、最近は地合いが不安定なので・・・株式市場が崩れるとREIT市場も連れ安になることが多く、来週までの様子を見ながら判断することになりそうです。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:株価は発表日終値とあまり変わらない水準です。公募価格は26週線を下回っています。
○信用状況:空売りはそんなに入っていないようです。○見通し:直近では54万~56万の間で動いている感じです。2月の大荒れ相場の時に53万を切る水準まで下げていますが、その後は持ち直しています。ということで、極端な地合い悪化がなければ公募割れする可能性は低いと見ています。
なお、今週は3月オフィス市況の調査結果が発表される予定です。東京圏では空室率が低下しており、平均賃料も上昇傾向にあります。賃料の更なる上昇が確認できれば、オフィス系リートへの好影響も期待できそうです。
実施結果
始 値 | 552,000 円 ( + 18,880 円 ) |
---|---|
高 値 | 555,000 円 ( + 21,880 円 ) |
安 値 | 548,000 円 ( + 14,880 円 ) |
終 値 | 550,000 円 ( + 16,880 円 ) |
寄付出来高 | 23,808 株 |
寄付出来高/公募数 | 31.37 % |
1日の出来高 | 42,824 株 |
- コメント:○前日終値と同値で寄り付き、その後は54.8万~55.5万の間での値動きとなりました。結局55万円で引けています。
○期間中も54万~56万での安定した値動きとなり、安心してみていられる感じでした。寄り付きでも3.5%の利益となっており、好成績のPOとなりました。