- 18年1月5日、 ハーモニック・ドライブ・システムズ (6324)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年1月22日、 公募価格が決定されました。
[ハーモニック・ドライブ・システムズ]の詳細・分析
銘柄データ
発 表 日 | 2018年1月5日 |
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銘 柄 | ハーモニック・ドライブ・システムズ |
銘 柄 コ ー ド | 6324 |
上 場 先 | JASDAQスタンダード |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(1/5より貸株注意喚起) |
業 種 | 機械 |
公募・売出株数 | 海外公募[新株発行:1,566,100 株、自己株処分:2,273,900 株] 国内公募[自己株処分:826,100 株] 国内売出:1,400,000 株 (OA:333,900 株) |
吸収金額(発表日時点) | 国内:187.65 億 程度 海外:280.74 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 1月22日 |
受 渡 日 | 1月30日 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 7,330 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 7,790 円 |
公 募 価 格 | 7,322 円 |
割 引 率 | –6.01 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | 191,200 株 |
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空 売 り / 公 募 数 | 7.47 % |
月平均出来高(発表時) | 325,300 株 |
信用残/月平均出来高 | 2.08 倍 |
公募数/月平均出来高 | 7.87 倍 |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
予想PER(会社予想) | 85.98 倍 |
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実 績 P B R | 10.36 倍 |
R O E | 12.0 % |
予 想 配 当 | 26 円 |
配 当 利 回 り | 0.36 % |
配 当 性 向 | 30.5 % |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:
○共同主幹事:SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、UBS証券
○幹事:みずほ証券 - 事業内容:精密減速機の製造事業が主力。その他、減速機と他部品を組み合わせたメカトロニクス製品の製造も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:76.3%増 営業利益:66.4%増 経常利益:60.8%増 純利益:60.5%減
2Q決算時点での進捗度は売上高が47%、利益が47~48%程度。
※前期は子会社買収に伴う特別利益があり、今期はその分が剥落しているようです。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:64.8% (経営レバレッジ:1.54)
- 株主優待:無し
- 板:買いが10万3千株程度、売りが8万7千株程度。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→無し
- PO実施の目的:新規工場の建設や既存工場への設備投資、研究開発資金に充当する予定。
- コメント:○今回はPOと同時に、ナブテスコを割当先とする新株予約権の発行も発表されています。
時価総額は7,000億近くあり、東証1部銘柄と言われても不思議ではないのですが・・・何故かジャスダックに留まっているようです。○今期に入り業績が爆発的に伸びています。製造業において省力化やFA関連の設備投資が伸びており、産業用ロボット向けや半導体製造装置で使われる減速機の需要が激増しています。受注残は前年比6.7倍に積み上がっているそうで、供給が需要に追いついてない状況のようです。
○業績の好調さを受け、株価は1年前から2倍以上になっています。PERは同業他社と比較してかなり割高となっており、グロース株ということを差し引いてもきつい水準です。
銘柄自体は魅力的なのですが、買うとしたら成長性へ期待して指標に目をつぶるしかなさそうですね。○希薄度自体は新株予約権を合わせても7%程度しか無く、増資の規模としては大きくありません。増資の目的も生産体制を強化するためなので、ポジティブに評価されそうです。
株価は12月以降調整していた感じでしたが、直近になって7,300円まで戻しています。13週線の6,500円付近まで再度調整を期待したいところですが、どうなるでしょうか。
価格決定日時点
- コメント:○発表日以降、株価が6%上昇したところで価格決定となりました。
ディスカウントはなんと6%でした。発表日以降の株価上昇分をほぼ消す状態となっており、公募価格=発表日終値 に近い状態となっています。○株価は一旦8,350円まで上昇した後、調整している感じです。公募価格が25日線付近の7,000円付近なら、好成績もかなり期待できそうな感じでしたが・・・ただ、ハーモニックのような省力化関連の銘柄は地合いが好調です。中長期でも上昇トレンドが継続中なので、調整が進んでしまう場合でも公募価格付近で踏み止まると見ていますが・・・どうなるでしょうか。
実施結果
始 値 | 7,720 円 ( + 398 円 ) |
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高 値 | 7,730 円 ( + 399 円 ) |
安 値 | 7,380 円 ( + 58 円 ) |
終 値 | 7,510 円 ( + 188 円 ) |
寄付出来高 | 610,800 株 |
寄付出来高/公募数 | 23.86 % |
1日の出来高 | 1,703,300 株 |
- コメント:○前日比+150円で寄り付いた物の、その後は売りに押されて急落・・・公募価格に近づく場面もありました。ただ、その後は地合い悪化の中でも買い戻され、7,510円で引けています。
ちょうど公募価格が25日線の水準となっており、7,400円を切ると押し目買いも入るようです。しばらくはもみ合いになりそうですが、上昇トレンドは継続中です。地合いが改善したところで株価の回復に期待したいと思います。