- 17年7月14日、日宣 (6543)の立会外分売が発表されました。
- 17年7月20日、 分売価格が決定されました。
[日宣]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | 日宣 | 発表日 | 2017年7月14日 |
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銘柄コード | 6543 | 分売株数 | 31,400 株 |
上場先 | JASDAQ スタンダード |
吸収金額 (発表日時点) |
0.79 億程度 |
信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 1,000 株 |
業種 | サービス業 | 実施日 | 7月21日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 2,519 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
-1.19 % |
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実施前日終値 | 2,411 円 | 分売価格 | 2,338 円 |
発表日からの 騰落率 |
-4.48 % | 割引率 | -3.03 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
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実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | 6.83 倍 | 予想配当 | 42 円 |
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実績PBR | 1.89 倍 | 配当利回り | 1.80 % |
ROE | 27.7 % | 配当性向 | 12.3 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:CATVチャンネルガイド誌の作成などを軸とした広告事業が主力。ホームセンターやドラッグストア向けのフリーマガジンなども手がける。
- 業績:
○18年2月期会社予想→前期より売上高7.1%増、営業利益13.8%増、経常利益2.6%増、純利益156.2%増の見通し。分売と同時に1Q決算が発表されており、進捗度は25%前後。
※今期の純利益については、旧本社ビル売却の特別利益が上乗せされています。
- 指標:特別売却益の影響を除くと、同業他社と比較して市場平均並みと思われます。
- 自己資本比率:57.4% (経営レバレッジ:1.75)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で3千株程度。
- 板:買いが8千株程度、売りが1万2千株程度。
- 半年間のチャート:2月に上場後、株価は下落基調をたどり、4月17日に年初来安値2,248円を記録。その後は若干値を戻し、2,350円~2,550円でのレンジ相場に入っています。現状では方向感に乏しい感じです。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の流動性向上を目的とする。
- コメント:○今年の2月にJASDAQへ上場しています。
リリースに市場変更の記述は特にありませんでしたが、東証1部への変更は株主数・流通株式比率が不足しており、現状では難しそうです。
東証2部への変更は流通株式比率次第で何とか行けそうでしょうか?
○予想PERは超割安に見えますが、固定資産売却益が含まれているため注意が必要です。
特別利益の影響を除くと、指標的には他社とあまり変わらない感じがします。
○流動性にいまいち欠ける感じですが、分売が3万株程度なので割れる可能性は低いと見ています。
銘柄としてはそれほど魅力を感じないので、中長期というより短期主体での取引になりそうです。
(中長期では、同業のアイドマMCやCDGの方が優位だと思います。)
ただ、300枚ではまず当たらないでしょうけど・・・
実施前日時点
- コメント:発表日以降、株価が4.5%近く下げたところで分売実施となりました。
3%ディスカウントで300枚の分売なので、一定の利益は出そうです。当たればの話ですが・・・
なお、分売価格はレンジ相場の下限付近となっています。
2,400円を切る水準まで株価が下がるようなら、どこかで一定の反発も見込めるのではないかと見ています。
実施結果
始値 | 2,511 円 ( +173 円 ) |
寄付出来高 | 24,400 株 |
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高値 | 2,540 円 ( +202 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
77.71 % |
安値 | 2,462 円 ( +124 円 ) |
1日の出来高 | 51,100 株 |
終値 | 2,489 円 ( +151 円 ) |
- コメント:○寄り付きは昨日より100円も高い値でスタートしました。
9時半過ぎに2,540円まで買い戻される場面もありましたが、その後は前引けにかけて徐々に売られる展開となりました。
後場に入ると、2,470円前後で膠着した状態が続きます。14時台から若干値を戻すようになり、結局2,489円で大引けとなりました。
○寄り付きで1日の出来高の半数を占めています。また、出来高の大半も寄り付き後の1時間で消化されていました。
10時以降は閑散とした相場となり、本来の板に戻ってしまった感じです。
分売としては好成績だったのですが、活況な相場とは言えず、手を出しづらい状況に変化がないのが残念でした。