- 20年4月10日、 トビラシステムズ(4441)の立会外分売が発表されました。
- 20年4月17日、 分売価格の決定
[トビラシステムズ]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | トビラシステムズ(4441) |
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上場先 | 東証マザーズ(4/27より東証1部へ市場変更) |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 迷惑電話・SMSなどのフィルターサービスを提供。携帯事業者などのモバイル向けが売上の75%を占める。 |
分売データ
発表日 | 2020年4月10日 |
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分売株数 | 487,600 株 |
吸収金額(発表日時点) | 7.70 億程度 |
申込数量 | 上限 200 株 |
実施予定日 | 4月20日~4月24日 |
実施日 | 4月20日 |
分売実施の目的 | 2020年4月27日をもちまして、東京証券取引所マザーズから同取 引所市場第一部へ市場変更することとなり、市場第一部への市場変更における形式要件(株主数、流通株式比率)を充足するため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,580 円 |
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実施前日終値 | 1,601 円 |
発表日からの騰落率 | +1.03 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–5.43 % |
分売価格 | 1,537 円 |
割引率 | –4.00 % |
信用データ
月平均出来高(発表時) | 132,000 株 程度 |
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信用残/月平均出来高 | 1.47 倍 |
分売数/月平均出来高 | 3.68 倍 |
買い板 | 3万4千株 程度 |
売り板 | 3万6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→なし SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○20年10月期会社予想(数値は前期比) 売上高:25.0%増 営業利益:15.2%増 経常利益:14.4%増 純利益:23.5%増 1Q決算時点での進捗度は売上高が22%、利益が21~22%程度。 |
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自己資本比率 | 82.7 % |
会社予想PSR(今期) | 12.81 倍 |
会社予想PER(今期) | 51.18 倍 |
実績PBR | 14.68 倍 |
ROE | 28.7 % |
予想配当 | 10.6 円 |
配当利回り | 0.69 % |
配当性向 | 35.3 % |
同業他社との比較 | PER:やや割安か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:なし
- コメント
○銘柄・分売について
・昨年4月にマザーズへ上場、ちょうど1年で東証1部へ市場変更となりました。
昨年10月の時点で株主数と流通株式比率が不足しており、今回の分売実施が市場変更の条件となっています。特に流通株式比率は今回の分売数を売り切る事でぎりぎりクリアできる見込みのため、多数売れ残ったりすると要件を満たせないリスクも出てきそうです。
売れ残った場合、先日のプロレドのように間を開けず再分売を実施する可能性も?○業績・指標
・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期は2割増収、2桁増益の見通し。市場予想は会社予想よりやや強気となっています。迷惑電話拒否のサービスだと携帯電話より固定電話の方が効果が高いと思うのですが、売上の大半はスマホ向けが占める形となっています。・指標:同業他社と比べてPERはやや割安、PBRは割高のようです。セキュリティ関連の企業の中だとPER50倍はそれほど高いわけじゃないですが、PSR13倍はやや過熱感出ている気もします。
○見通し
・需給動向:分売数は48.76万株、発行株ベースで4.77%程度と多め。月の平均出来高は13万株程度と流動性はそこそこありますが、もう少し改善が必要でしょうか。
分売のポイントとしては、今の市況で全数売り切れるかだと思います。売れ残りが出た場合は利益を期待できる可能性がありますが、市場変更の要件を満たすために即座に再分売する可能性があり、持ち越すのはリスクが高そうです。売り切った場合は問題なく市場変更できますが、浮動株が少ない事から需給悪化が懸念されそうです。
どちらのケースでもあまり分がよいとは言えず、実施まで慎重に様子を見たいと思います。・株価動向:3月中旬に971円まで下落したあとは値を戻しており、現在は1,500円台後半で推移。
直近は13週線の1,700円で跳ね返されており、この辺が上値の目途でしょうか。また、今月以降は1,400円付近で下げ渋っており、ある程度下値の目安になりそうです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表後、株価は1%上昇。今日は前日比5.4%下落。分売価格は25日線より9%上に乖離。
○信用・需給状況:前日の出来高は18.01万株。流動性は改善傾向、買い板も多少増えていますが、寄り付きの売りを支えきれるかは微妙なところ。朝の気配を要確認でしょうか。○見通し:【朝の気配と市況次第、買いが相当多くなければ見送り】
・市場変更発表後に株価は急騰したものの、その後は5日連続陰線となり、結果的には行って来いの状態に。分売価格が4%引きとなっているのは、何としても売り切りたい意図が感じられます。とはいえ1,500円台半ばだと底値圏でもないですし、微妙な水準ですね。また、夜間の先物は急落しており、現状だと週明けの地合いは良くなさそうです。
一応朝の気配を見たいと思いますが、元々分が悪い案件なので、買いが多くないようなら無理はしないと思います。
実施結果
始 値 | – 円 ( – 円 ) |
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高 値 | – 円 ( – 円 ) |
安 値 | – 円 ( – 円 ) |
終 値 | – 円 ( – 円 ) |
寄付出来高 | – 株 |
寄付出来高/分売数 | – % |
1日の出来高 | – 株 |
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