PO[価格決定]:オイシックス・ラ・大地(3182)

  • 20年3月19日、 オイシックス・ラ・大地(3182)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 20年3月30日、 公募価格の決定

[オイシックス・ラ・大地]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド オイシックス・ラ・大地(3182)   
上 場 先 東証マザーズ(4/9より東証本則市場へ市場変更) 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種  小売業 
事 業 内 容 農産物・食材の宅配事業が主力。有機農産物や添加物を減らした食品など、安全・安心に配慮した食材の提供が強み。

POデータ

発 表 日 2020年3月19日 
公募・売出株数 公募:3,013,600 株[※] 
売出:500,000 株 
(OA:527,000 株)
※公募数のうち101万株は海外募集に回りました。 
吸収金額(発表日時点) 53.82 億 程度 
価 格 決 定 日 3月30日~4月2日 → 3月30日 
受 渡 日 4月9日 
PO実施の目的 新海老名ステーション稼働に係る設備投資資金及びシステム投資等に係る資金に充当する予定。残額が生じた場合はらでぃっしゅぼーや事業における基幹システムプラットフォームの改修等の基幹システムの基盤刷新に係るシステム投資資金に充当する予定。
引受会社(主幹事) SMBC日興証券

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 1,332 円 
仮 条 件 – 4.0 % ~ – 6.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 1,499 円 
公 募 価 格 1,379 円 
割 引 率 –8.01 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 417,000 株 
信用残/月平均出来高 0.63 倍 
公募数/月平均出来高 9.69 倍 
買い板 10万7千株 程度 
売り板 11万4千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:9.3%増 営業利益:4.9%減 
EBITDA:1.4%増 純利益:58.1%減 
3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が69~74%程度。
自 己 資 本 比 率 51.9 % 
予想PSR(会社予想) 0.73 倍 
予想PER(会社予想) 50.82 倍 
実 績 P B R 3.65 倍 
R O E 7.2 % 
予 想 配 当 0 円 
配 当 利 回 り 0 % 
配 当 性 向 0 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

スポンサーリンク

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:自社取り扱い商品(9月権利:100株以上の場合で1,500円相当)
  • コメント
    ○銘柄・POについて
    ・2013年に「オイシックス」としてマザーズへ上場。17年に「大地を守る会」、18年に「らでぃっしゅぼーや」を経営統合し、現在の社名となっています。
    今回は市場変更と同時に公募増資を行う形ですが・・・タイミングがあまりに悪すぎるのが残念です。申請は遅くとも昨年の12月頃と思われるので、その後の市況急変を予測するのは難しい面もありますが。

    ○業績・指標
    ・業績:前期から3社統合後の決算となっています。今期は増収となるも、利益は横ばい~減益の見通し。純利益は前期計上の税効果が剥落しているため、大幅減益となっています。オイシックス事業は好調なものの買収した2社が不調となっており、この辺の改善が課題となるようです。

    ・指標:同業他社と比較してPERは割高、PBRは割安のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:PO総数は351.36万株、発行株ベースで11.8%。増資による希薄化比率は10.3%程度です。月の平均出来高は41万株程度と流動性は一定程度有り、PO発表を受けてさらに改善を期待できそう。
    PTSの反応を見る限りでは株価がネガティブに反応しており、週明けは増資を嫌って下げる形が想定されそう。巣ごもり消費関連の銘柄ではあるものの、欧米を中心にコロナウイルスの影響は拡大を見せており、現状だと値決め後に1週間拘束されるのはかなりリスクが高いです。事態が劇的に変わらない限り、見送った方が無難かと思います。

    ・株価動向:18年12月に2,497円の高値を付けた後は下落基調となり、1月に1,000円付近まで下落。ただ、3Q決算発表後に株価は戻し基調となり1,354円まで上昇するも、コロナウイルスの影響拡大により951円まで急落。その後は巣ごもり消費の材料株として思惑買いも入り、再び1,300円台まで回復しています。
    希薄化を考慮した株価は1,200円前後ですが、直近の安値が951円なので最大2割程度の下げは想定しておいた方が良さそうです。1,000円台前半まで下げれば、多少は安心できそうな水準となるでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は12.54%上昇。公募価格は25日線より11%上に乖離。

    ○見通し:発表後は一旦下げたものの、その後は巣ごもり消費関連銘柄として注目され、逆行高となりました。今日は急落したものの、公募価格は1,300円台後半となり、発表日終値より高い水準に・・・また、ディスカウントが8%となり仮条件を下回ってしまいました。この地合いで高値掴みとなる可能性を恐れたのか、思った以上に人気がなかったようです。テーマ株としては面白い銘柄ですが、現状で1週間以上拘束されるのはリスクが高いと思います。欲しい場合でも受渡を過ぎてからの方が無難そうですね。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
スポンサーリンク
関連記事(一部広告あり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする