立会外分売[価格決定]:テノ.ホールディングス(7037)

  • 19年7月16日、テノ.ホールディングス(7037)の立会外分売が発表されました。
  • 19年7月23日、 分売価格が決定されました。

[テノ.ホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド テノ.ホールディングス(7037) 
上場先 東証マザーズ、福証Q-Board 
信用貸借区分 信用 
業種 サービス業 
事 業 内 容 公的保育事業(認可保育所の運営)と受託保育事業(企業内保育所の運営)が主力。認可保育所は首都圏、企業内保育所は九州を軸に展開。

分売データ

発表日 2019年7月16日 
分売株数 225,000 株 
吸収金額(発表日時点) 2.32 億程度 
申込数量 上限 200 株 
実施予定日 7月24日~7月26日 
実施日 7月24日 
分売実施の目的 東京証券取引所本則市場及び福岡証券取引所本則市場への市場変更を目指しており、その形式要件の充足をはかるとともに、株式の分布状況の改善及び流動性向上を図ることを目的として行う。

株価・分売価格など

発表日終値 1,031 円 
実施前日終値 957 円 
発表日からの騰落率 –7.18 % 
実施2日前
からの騰落率
–3.33 % 
分売価格 934 円 
割引率 –2.40 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 14,000 株 程度 
信用残/月平均出来高 24.71 倍 
分売数/月平均出来高 15.73 倍 
買い板 1万2千株 程度 
売り板 1万1千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年12月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:7.7%増 営業利益:17.5%増 
経常利益:25.2%増 純利益:37.9%増 
1Q決算時点での進捗度は売上高が25%、利益が38~43%程度。
自己資本比率 27.4 % 
会社予想PSR(今期) 0.42 倍 
会社予想PER(今期) 19.01 倍 
実績PBR 2.63 倍 
ROE 13.8 % 
予想配当 8 円 
配当利回り 0.86 % 
配当性向 16.3 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    ・昨年12月にマザーズへ上場しています。
    1部昇格にあたっては株主数、流通株式比率、流通株式数が不足している模様。このうち流通株式比率は今回の分売でクリアできそうですが、他は微妙そう。また、時価総額が50億と小型です。仮に東証1部へ昇格できたとしても、新基準では1部から降格する可能性もあり、その辺が懸念視されるかもしれません。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績は順調に伸びています。今期は増収、2桁増益の見通し。通期の市場予想は会社予想を5%弱上回っており、強気の見通しとなっています。

    ・指標:同業他社と比べて割高です。ただ、保育関連は銘柄によって業績がまちまちのようです。業績が伸びているJPホールディングスと比べた場合は同水準なので、あまり懸念する必要はないのかも。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は22.5万株ですが、発行株ベースでは4.91%と多め。月の平均出来高は1.4万株程度となっており、分売数に比べて流動性が不足。また、信用買い残がかなり多いのも気になります。流動性の改善と株価の調整が必要と思われ、前日まで様子見となりそうです。

    ・株価動向:上場後は上昇基調となり、5月に1,183円まで上昇。直近は950~1,050円のレンジ相場となっています。ここ半年の価格帯別出来高は950円が最も多く、直近のチャートも950円が支持線となっています。分売価格がこの水準を下回るようならリスクも限定的でしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は7.1%下落。今日は前日比でほぼ変わらず。分売価格は25日線から5%下に乖離。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は9.4万株。流動性は改善しており、なんとか捌けそうな感じでしょうか?

    ○見通し:【朝の気配次第】
    ・発表後、株価は7%ほど下落し、分売価格も25日線からやや乖離しています。分売価格は950円を下回っており、一定の安心感はあります。流動性も改善傾向ですが、1部市場に比べて新興市場の戻りが鈍く、買いが入ってくれるかは微妙なところ。直近チャートから見て、950円を割れた場合でもすぐ戻りそうですが・・・一応朝の気配を見てから参加を判断したいと思います。

    ・株価は引き続き950~1,050円のレンジ相場となっています。昨日と今日も950円付近で下げ渋っており、このラインを維持できるかが鍵になりそうです。一時的に分売価格まで下げたとしても、すぐ戻るようであれば心配は不要そうですが。

実施結果

始 値 971 円 ( + 37 円 )
高 値 974 円 ( + 40 円 )
安 値 951 円 ( + 17 円 )
終 値 951 円 ( + 17 円 )
寄付出来高 104,000 株
寄付出来高/分売数 46.22 %
1日の出来高 226,700 株
  • コメント
    ○前日比14円高で寄り付き、一旦974円まで上昇するもその後は失速。時間を追うごとに下げていき、大引けにかけては950円台前半まで下落しました。結局951円の安値引けとなっています。

    ○思ったより高く寄り付いてしまい、ザラ場は終日売りに押される展開でした。寄り付きで処分すれば好成績でしたが、陰線で引けており感じとしては良くないですね。とりあえず950円は死守しており、明日以降はこのラインを守れるかどうかが鍵になりそうです。

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