立会外分売[価格決定]:神姫バス(9083)

  • 19年6月26日、神姫バス(9083)の立会外分売が発表されました。
  • 19年7月4日、 分売価格が決定されました。

[神姫バス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド 神姫バス(9083) 
上場先 東証2部 
信用貸借区分 貸借(貸株注意喚起) 
業種 陸運業 
事 業 内 容 姫路・神戸を地盤とする兵庫の路線バス会社。乗合バス事業の他、車両物販・不動産・レジャーサービスなど幅広く展開。 

分売データ

発表日 2019年6月26日 
分売株数 39,000 株 
吸収金額(発表日時点) 1.43 億程度 
申込数量 上限 1,000 株 
実施予定日 7月5日~7月11日 
実施日 7月5日 
分売実施の目的 東京証券取引所市場第一部指定を目指しており、市場第一部指定における形式要件である株式の流動性向上を図るため。

株価・分売価格など

発表日終値 3,660 円 
実施前日終値 3,510 円 
発表日からの騰落率 –4.10 % 
実施2日前
からの騰落率
±0.00 % 
分売価格 3,379 円 
割引率 –3.73 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 1,600 株 程度 
信用残/月平均出来高 9.75 倍 
分売数/月平均出来高 24.38 倍 
買い板 4千株 程度 
売り板 3千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→なし 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績 ○19年3月期通期決算(数値は18年3月期比) 
売上高:3.0%増 営業利益:10.7%減 
経常利益:9.0%減 純利益:10.8%増 

○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:0.0% 営業利益:5.3%増 
経常利益:2.8%増 純利益:0.6%減 

自己資本比率 75.7 % 
会社予想PSR(今期) 0.45 倍 
会社予想PER(今期) 11.70 倍 
実績PBR 0.47 倍 
ROE 4.1 % 
予想配当 35 円 
配当利回り 0.96 % 
配当性向 12.1 % 
同業他社との比較 PER:やや割安か PBR:やや割安か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:(3月、9月権利)
    ・乗合バス半額割引券10枚、3,000円相当のグループ優待券(100株以上保有)
    ・株主乗車証または株主乗車券(2,000株以上保有)
  • コメント
    ○銘柄・分売について
    今年3月以来、およそ4ヶ月ぶりの分売となります。
    前回に続き、1部昇格を目指しての分売です。月の平均出来高が2万株程度と要件ギリギリになっており、この辺をクリアする必要がありそうです。

    ○業績・指標
    ・業績:近年の業績はあまり良くありません。増収傾向であるものの、利益は減益が続いています。前期は営業利益、経常利益が減益でした。今期は売上高が横ばい、利益は微増となるようです。なお売上の大半はバス事業ですが、利益の稼ぎ頭は不動産事業となっています。

    ・指標:同業他社と比べて割安のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:分売数は3.9万株、発行株ベースで0.63%程度。前回の分売後も流動性は改善しておらず、月の平均出来高が2千株で過疎株の状態。実施までに株価の調整と流動性の改善が必要と思われます。ただ前回は売り禁の状態でしたが、今回は売り禁が解除されています。そのため、空売りのカバーはある程度期待できそう。とりあえず、前日まで様子を見たいと思います。

    ・株価動向:前回の分売前に一時4,000円まで上昇しましたが、その後は調整し、現在は3,400~3,700円のレンジ相場となっています。分売価格がレンジ下限の3,400円を下回るようなら短期的な反発も期待できそうでしょうか。

実施前日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日移行、株価は4.1%下落。今日は前日比で変わらず。分売価格は5月以来の安値圏に位置。
    ○信用・需給状況:前日の出来高は1.98万株。流動性は改善しており、分売の消化に問題無さそう。空売りも貸借残ベースで4割近く積み上がっています。

    ○見通し:【参加予定】
    ・3.73%の値引きとなり、分売価格は3,400円を切って5月以来の安値水準となっています。値がさということで即売りも多く出そうですが、バリュー株であることや空売りもそれなりに積み上がっているため、分売価格を割れる可能性は低そうです。

    ・直近は200日線が3,550円前後を通過しており、その辺が抵抗線となっている模様。価格帯別出来高でも3,500円台が最も多く、3,500円台後半を上抜け出来るかどうかがポイントになりそうです。

実施結果

始 値 3,575 円 ( + 196 円 )
高 値 3,620 円 ( + 231 円 )
安 値 3,555 円 ( + 176 円 )
終 値 3,585 円 ( + 206 円 )
寄付出来高 24,200 株
寄付出来高/分売数 62.05 %
1日の出来高 49,000 株
  • コメント
    ○前日比65円高で寄り付き、前場は3,555~3,595円の間で推移。後場に入ると3,620円まで一時上昇するも、大半は3,500円台後半で膠着する展開となりました。結局3,585円で引けています。

    ○空売りの買い戻しに加えて実需買いもそこそこ入り、GUでのスタートとなりました。寄り付きでも6%近くの利益を出す好成績となっています。寄った後も堅調な値動きが続き、25日線を上抜けしています。52週線の3,630円を上抜けすると、本格的な上昇基調に入りそうでしょうか。

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