- 18年11月22日、船場(6540)の立会外分売が発表されました。
- 18年12月3日、 分売価格が決定されました。
[船場]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 船場(6540) |
|---|---|
| 上場先 | 東証1部 |
| 信用貸借区分 | 貸借 |
| 業種 | サービス業 |
| 事 業 内 容 | 商業施設の企画・設計・監理・施工を一貫して提供。主要取引先はイオンリテールなど。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年11月22日 |
|---|---|
| 分売株数 | 200,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 2.04 億程度 |
| 申込数量 | 上限 200 株 |
| 実施予定日 | 12月4日～12月7日 |
| 実施日 | 12月4日 |
| 分売実施の目的 | 株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,020 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 1,003 円 |
| 発表日からの騰落率 | –1.67 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
+3.72 ％ |
| 分売価格 | 982 円 |
| 割引率 | –2.09 ％ |
信用データ
| 空売り/分売数 | 61.45 ％ |
|---|---|
| 月平均出来高(発表時) | 8,000 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 14.95 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 22.99 倍 |
| 買い板 | 4万2千株 程度 |
| 売り板 | 3万6千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○18年12月期会社予想(数値は前期比) 売上高：2.5％減 営業利益：10.7％減 経常利益：11.7％減 純利益：19.3％減 3Q決算時点での進捗度は売上高が68％、利益が54～56％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 53.0 ％ (経営レバレッジ：1.89 ) |
| 会社予想PSR(今期) | 0.34 倍 |
| 会社予想PER(今期) | 12.10 倍 |
| 実績PBR | 1.02 倍 |
| ROE | 8.4 ％ |
| 予想配当 | 40 円 |
| 配当利回り | 4.07 ％ |
| 配当性向 | 49.3 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：割安か PBR：割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：無し
- コメント
○銘柄・分売について：16年12月に東証2部へ上場、1年後の17年12月に1部昇格済み。
6月の時点で株主数が2,078名となっており、2部落ちの要件に近づいています。そのため、今回の分売は株主数を増やすために行われるようです。○業績・指標：近年の業績はパッとせず、今期は3期連続で減益の見込み。同業の乃村工藝社や丹青社などは業績好調ですが、船場は対称的に2桁近くの減益が続いています。
指標面では同業他社と比較して割安ですが、ファンダ面を考えると買いが入りづらい感じも。○見通し
・需給動向：分売数は20万株、発行株ベースで2.03％。月の平均出来高は1万株なく、現状だと分売を捌けるかやや不安。ただ貸借銘柄なので、出来高と空売りのカバーが増えれば何とかなりそうでしょうか。
・株価動向：株価は5月以降下落トレンドが継続中。四半期決算を経る毎に株価のレンジが切り下がっているようで、あまりいい流れではありません。直近の株価は上場来の安値圏に位置していますが、1,000円を切ってしまうと底値が探しづらくなりそうです。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日以降、株価は1.6％下落。今日は前日比3.7％下落。分売価格は年初来安値より3.7％程度上に位置。
○信用・需給状況：前日の出来高は24.64万株となっており、流動性は改善しています。また、空売りはかなり多めに入っているようです。○見通し：株価は先週まで調整モードでしたが、週末の時点で空売りがかなり入っており、今日は一部が買い戻されたようです。とはいえ、今日の時点でも空売りはかなり多めに入っている感じです。
株価は年初来の安値圏に近く、前日の出来高も分売数を超えてきています。よほど地合いが悪くない限り、一定の利益を期待できそうです。買い戻しの状況によってはGUも期待できそうでしょうか？ファンダ面はあまり良くないですが、売り方の買い戻しなどで短期的なリバウンドを期待したいところです。
実施結果
| 始 値 | 1,005 円 ( + 23 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 1,008 円 ( + 26 円 ) |
| 安 値 | 991 円 ( + 9 円 ) |
| 終 値 | 991 円 ( + 9 円 ) |
| 寄付出来高 | 112,300 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 56.15 ％ |
| 1日の出来高 | 281,100 株 |
- コメント：○前日比2円高で寄り付き、その後は徐々に下げる展開に。11時以降は1,000円を割ってしまい、後場もじり安の展開が続きました。結局991円の安値引けで取引を終えています。
○出だしは好調だったものの、地合いが悪すぎて下げ基調の1日となりました。とはいえ、この地合いの中では健闘した方じゃないかと思います。