- 18年11月8日、フェイスネットワーク(3489)の立会外分売が発表されました。
- 18年11月26日、 分売価格が決定されました。
[フェイスネットワーク]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | フェイスネットワーク(3489) |
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上場先 | 東証マザーズ |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 不動産業 |
事 業 内 容 | 投資用マンションの開発・販売が主力。世田谷・目黒・渋谷におけるワンルームマンションの一棟売りが主要商品。 |
分売データ
発表日 | 2018年11月8日 |
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分売株数 | 80,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 1.00 億程度 |
申込数量 | 上限 100 株 |
実施予定日 | 11月27日~12月3日 |
実施日 | 11月27日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しており、市場第一部への市場変更に向けて、株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行う。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,246 円 |
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実施前日終値 | 927 円 |
発表日からの騰落率 | –25.60 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–2.73 % |
分売価格 | 899 円 |
割引率 | –3.02 % |
信用データ
空売り/分売数 | – % |
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月平均出来高(発表時) | 19,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 11.67 倍 |
分売数/月平均出来高 | 4.21 倍 |
買い板 | 1万9千株 程度 |
売り板 | 8千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○19年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:29.1%増 営業利益:37.3%増 経常利益:43.3%増 純利益:55.2%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が15%、利益は赤字。 |
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自己資本比率 | 21.0 % (経営レバレッジ:4.76 ) |
会社予想PSR(今期) | 0.25 倍 |
会社予想PER(今期) | 4.07 倍 |
実績PBR | 1.47 倍 |
ROE | 36.1 % |
予想配当 | 25 円 |
配当利回り | 2.78 % |
配当性向 | 11.3 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・分売について:今年3月にマザーズへ上場しています。
市場変更を意図しての分売ですが、パッと見た感じだと既に1部昇格の要件をクリアしているように見えます。ただ、1年ルールにより最短で来年3月以降の昇格となります。○業績・指標:前期は利益が横ばいでしたが、今期は2桁増収増益の見通し。利益は下期に偏重する構造のようで、2Qの時点で赤字となっています。
指標面では同業他社と比較してPERが割安、PBRが割高となっています。○見通し
・需給動向:分売数は8万株、発行株ベースで1.61%。月の平均出来高が1.8万株程度とやや心許ないですが、分売数が少ないので何とかなりそうでしょうか?今期は増益の見通しですが、スルガ銀行やTATERU等の事案もあり、投資用マンション販売が主力事業なのはややネガティブ視されるかもしれません。
・株価動向:上場時に3,220円の高値を付けてからは下落傾向。8月までは2,000円台を維持していましたが、1Q決算発表を受けて株価がさらに下落。直近では1,001円まで下落しています。現在はやや持ち直していますが、今後の事業拡大が不安視されているセクターなので、株価の回復は材料待ちと言ったところでしょうか。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:株価は発表日以降25.6%下落。今日は前日比2.7%下落し、年初来安値910円を記録。分売価格は年初来安値を下回る水準。
○信用・需給状況:前日の出来高は4.7万株で流動性に問題なし。そこそこ下げているので、空売りはある程度入っているでしょうか。○見通し:発表してから株価が25%も下落しましたが、1部昇格が掛かっているためかすんなり初日で分売実施に。分売数が少なく出来高も増えているので、寄り付きで分売価格を割れる可能性は低そうです。ただ地合い急変の可能性もあるので、一応朝の気配を確認してから判断したいと思います。
直近の株価は下落基調が止まりません。思った以上に投資用マンション販売への視線が厳しいよう。1部昇格も控えていますが、現状中長期での保有は厳しく、短期主体の取引となりそうです。
実施結果
始 値 | 931 円 ( + 32 円 ) |
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高 値 | 1,070 円 ( + 171 円 ) |
安 値 | 924 円 ( + 15 円 ) |
終 値 | 1,021 円 ( + 122 円 ) |
寄付出来高 | 43,400 株 |
寄付出来高/分売数 | 54.25 % |
1日の出来高 | 152,200 株 |
- コメント:○前日比4円高で寄り付き、前場は960円前後をうろつく展開に。後場に入ると急速に買い戻され、一時1,070円まで上昇しました。結局1,021円で引けています。
○さすがに下げ過ぎだったのか、出来高が一巡してから急ピッチで買い戻しが入りました。ただ25日線で跳ね返された形で、下落トレンドを崩すまでには至らず。底打ちしたかどうかは微妙なところで、まだ様子見が続きそうです。