- 18年2月14日、ヤクルト本社 (2267)の売出(PO)が発表されました。
- 18年3月5日、 売出価格が決定されました。
[ヤクルト本社]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ヤクルト本社 (2267) |
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上 場 先 | 東証 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
業 種 | 食料品 |
事 業 内 容 | 乳酸菌飲料「ヤクルト」を中心とした、飲料・食品の製造販売事業が主力。海外でも販売を手がけており、売上の4割近くを海外事業で占める。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年2月14日 |
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公募・売出株数 | 国内売出:10,387,200 株 海外売出:7,963,600 株 (OA:1,558,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 国内売出:948.45億 程度 海外売出:632.31億 程度 |
価 格 決 定 日 | 3月5日~3月7日 |
受 渡 日 | 3月13日~3月15日 |
PO実施の目的 | 筆頭株主のダノンによる株式売却。 |
引受会社(主幹事) | みずほ証券 シティグループ証券 大和証券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 7,940 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 7,250 円 |
公 募 価 格 | 7,032 円 |
割 引 率 | –3.01 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | 2,055,000 株(価格決定日) → 3,834,200 株(受渡前日) |
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空 売 り / 公 募 数 | 17.21 %(価格決定日) → 32.10 %(受渡前日) |
月平均出来高(発表時) | 487,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 0.20 倍 |
公募数/月平均出来高 | 24.50 倍 |
買い板 | 8万2千株 程度 |
売り板 | 8万3千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→短期売建有り SBI証券→15日売建有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:6.4%増 営業利益:11.3%増 経常利益:3.3%増 純利益:4.5%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が76%、利益が94~103%程度。 |
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自 己 資 本 比 率 | 60.3 % (経営レバレッジ:1.61 ) |
予想PER(会社予想) | 36.92 倍 |
実 績 P B R | 2.92 倍 |
R O E | 7.9 % |
予 想 配 当 | 34 円 |
配 当 利 回 り | 0.48 % |
配 当 性 向 | 17.8 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:
○自社商品1点(3月権利:3年以上長期保有の場合は2点)
○株主優待証[プロ野球公式戦の神宮球場外野自由席](9月権利:引き換え枚数は保有株数に応じる)
- コメント:○昨年の日本郵政のPO以来、久々の大型POとなります。
今回の売出人は筆頭株主のダノンとなっています。ダノンとヤクルトは提携関係にありながらも経営方針をめぐって対立するという、複雑な関係に陥っていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26923750U8A210C1TI1000/
今回は提携を維持した上で株式を売り出すという方針のようですが、この売出がどういう評価となるかは様子を見る必要がありそうです。○業績はおおむね堅調に伸びています。今期の利益進捗率は100%近くとなっており、特段の事情がなければ通期の上ぶれ余地がありそうです。ただ、3Q決算発表時に上方修正がなかった点は腑に落ちないですが・・・
なお、指標面ではかなり割高です。同業他社がPER20倍を切る状態なので、必要以上に株価が上昇している可能性もあります。○国内の売出数は1千万株、発行株ベースで6.8%となります。平均出来高は50万株程度ですが、やはり売り出しの規模が大きいので・・・地合いと信用売りがどの程度入るかで成績が決まりそうです。また、売り禁になると分が悪くなるため、信用情報の動向にも注意が必要でしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は8.7%程度下落。昨年夏以来の安値圏に位置。
○信用状況:値決めの時点で空売りが多く入っているようです。○見通し:今日の終値付近がここ1年の底値ラインとなっており、この付近で踏み止まるようなら反発を期待できそうです。ただ、直近の下げで短期・中期のトレンドは下落基調になっています。公募価格もあっさり割り込むようだと、6,500円ぐらいが次の下値メドでしょうか。
※直近で証券会社2社がレーティングを引き上げており、その辺は株価の下支え材料になりそうです。
実施結果
始 値 | 7,700 円 ( + 668 円 ) |
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高 値 | 7,740 円 ( + 708 円 ) |
安 値 | 7,550 円 ( + 518 円 ) |
終 値 | 7,640 円 ( + 608 円 ) |
寄付出来高 | 3,092,600 株 |
寄付出来高/公募数 | 25.89 % |
1日の出来高 | 8,791,400 株 |
- コメント:○7,700円で寄り付いた後は、一日を通して7,550円~7,700円の間で動く形となりました。
値決め後にかなり上昇していたため、今日は利益確定売りの段階となった感じです。寄り付きでの処分で9.5%の利益が出ており、かなりの好成績となりました。