- 18年2月13日、 アバント (3836)の売出(PO)が発表されました。
- 18年2月21日、 売出価格が決定されました。
[アバント]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | アバント (3836) |
---|---|
上 場 先 | 東証2部(→3/7より東証1部へ市場変更) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | 連結会計システムのソフト事業が主力。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年2月13日 |
---|---|
公募・売出株数 | 売出:1,956,000 株 (OA:293,400 株) |
吸収金額(発表日時点) | 21.66 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 2月21日 |
受 渡 日 | 3月7日 |
PO実施の目的 | 株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的とする。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 963 円 |
---|---|
価 格 決 定 日 終 値 | 927 円 |
公 募 価 格 | 899 円 |
割 引 率 | –3.02 % |
信用データ
推 定 空 売 り 数 | – 株 |
---|---|
空 売 り / 公 募 数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 36,700 株 |
信用残/月平均出来高 | 5.34 倍 |
公募数/月平均出来高 | 61.29 倍 |
買い板 | 3.8万株 程度 |
売り板 | 2万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:6.8%増 営業利益:6.3%減 経常利益:6.5%減 純利益:13.3%増 2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が53~57%程度。 |
---|---|
自 己 資 本 比 率 | 58.1 % (経営レバレッジ:1.72 ) |
予想PER(会社予想) | 22.45 倍 |
実 績 P B R | 4.06 倍 |
R O E | 18.1 % |
予 想 配 当 | 10 円 |
配 当 利 回 り | 1.11 % |
配 当 性 向 | 25.0 % |
同業他社との比較 | PER:やや割安か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント:○昨年2月に立会外分売を実施、9月にJASDAQ→東証2部へ市場変更、そして今回の1部昇格という経緯をたどっています。
市場変更にあたっては株主数が不足している可能性があり、今回の売出が行われるようです。ただ、株数が多いので売り抜けの意図もありそうですが・・・○業績面では売上が順調に伸びていますが、今期は営業減益の見込み。
指標面ではPERが他社よりやや低い感じです。直近の高値を見る限り、1,100円までは上昇する余地がありそうです。○売出数は195万株となっており、平均出来高に比べるとかなり多いです。1部昇格を受けて株価が高騰した場合は分が悪くなるため、スルー案件になりそうです・・・
逆に需給悪化を嫌って株価が急落した場合は、反発の芽も出てきそうです。まずは、地合いや株価の動向に注目したいと思います。
価格決定日時点
- コメント:○株価動向:発表日以降、株価は3%程度下落。需給悪化を嫌って一時800円付近まで下げた物の、その後は反発して900円台に戻しました。売出価格は13週線、26週線の水準となっています。
総評:株価急落後は値を戻しており、上昇に期待が持てそうなチャートとなっています。13週線が支持線となっている感じなので、売出価格を大きく割る可能性は低そうでしょうか?後は地合い次第となりそうです。
実施結果
始 値 | 920 円 ( + 21 円 ) |
---|---|
高 値 | 939 円 ( + 40 円 ) |
安 値 | 906 円 ( + 7 円 ) |
終 値 | 915 円 ( + 16 円 ) |
寄付出来高 | 71,700 株 |
寄付出来高/公募数 | 3.19 % |
1日の出来高 | 291,100 株 |
- コメント:○前場は910~920円での値動きに。後場に入ると一時939円まで買い戻されましたが、その後にすぐ下げてしまい、結局915円で引けています。
寄り付きでは思ったほど売りが出ず、意外に高く寄る形になりました。非貸借銘柄や最近の地合いを考えると、かなり健闘したPOだったと思います。