- 18年2月7日、グレイステクノロジー(6541)の立会外分売が発表されました。
- 18年3月5日、 分売価格が決定されました。
[グレイステクノロジー]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | グレイステクノロジー(6541) |
|---|---|
| 上場先 | 東証マザーズ |
| 信用貸借区分 | 信用 |
| 業種 | サービス業 |
| 事 業 内 容 | BtoB製品のマニュアル作成を軸に、管理・運用システムや翻訳サービスなども提供。 |
分売データ
| 発表日 | 2018年2月7日 |
|---|---|
| 分売株数 | 200,000 株 |
| 吸収金額(発表日時点) | 13.94 億程度 |
| 申込数量 | 上限 200 株 |
| 実施予定日 | 3月6日～3月9日 |
| 実施日 | 3月6日 |
| 分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、その形式要件の充足を図るとともに、株式の分布状況 の改善及び流動性の向上を目的として行う。 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 6,970 円 |
|---|---|
| 実施前日終値 | 7,010 円 |
| 発表日からの騰落率 | + 0.57 ％ |
| 実施2日前 からの騰落率 |
– 11.27 ％ |
| 分売価格 | 6,799 円 |
| 割引率 | –3.01 ％ |
信用データ
| 推定空売り数 | – 株 |
|---|---|
| 空売り/分売数 | – ％ |
| 月平均出来高(発表時) | 81,730 株 程度 |
| 信用残/月平均出来高 | 4.11 倍 |
| 分売数/月平均出来高 | 2.45 倍 |
| 買い板 | 3万株 程度 |
| 売り板 | 3.7万株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：28.6％増 営業利益：33.1％増 経常利益：35.2％増 純利益：32.1％増 3Q決算時点での進捗度は売上高が69％、利益が63％程度。 |
|---|---|
| 自己資本比率 | 74.8 ％ (経営レバレッジ：1.33 ) |
| 会社予想PER(今期) | 114.27 倍 |
| 実績PBR | 30.32 倍 |
| ROE | 26.5 ％ |
| 予想配当 | 15 円 |
| 配当利回り | 0.22 ％ |
| 配当性向 | 25.2 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：かなり割高 PBR：かなり割高 |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：無し
- コメント：○16年にマザーズへ上場しています。
東証1部への市場変更にあたっては株主数、純資産の要件がやや不足しているようです。
株主数は今回の分売でクリアできそうですが、純資産は4Qの利益次第という感じでしょうか。また、経常利益の要件は今期の決算を経ないと達成できない見込みとなっており、市場変更は早くても今年の春以降となりそうです。○業績の伸びは目覚ましく、3期連続2桁増収増益の見込み。今期も3割近くの増益を見込んでいます。グロース株として申し分ないのですが、株価がかなり上昇しており、PERは100倍超えとなっています・・・一時期は1万円を超えた時期もありました。
好調な業績が株価に折り込まれている感じもあるので、中長期というより短期主体での取引となりそうです。○分売数は20万株程度ですが、値がさ株のため吸収金額は14億と多めです。また、発行株ベースで見ると4.5％程度となっており、こちらの点でもやや多い感じです。
フィル・カンパニーの分売と同様、割高の値がさ株でボラティリティも大きい日があるため、リスクが大きい点には注意が必要そうです。
なお、分売発表と同時に3Q決算と１：３の株式分割を発表しており、まずはその影響を見たいと思います。
実施前日時点
- コメント
○株価動向：発表日と株価はあまり変わらず。しかし、今日は前日比で11％も下げました・・・
○信用状況：値がさということで投げ売りか信用売りか読みづらいので、明日朝の気配を見る必要あり。○参加判断：平均出来高を考慮すると分売は問題なく消化できそうです。ただ、今日は1日だけで900円近く下げました。動意付くとボラティリティが非常に大きくなるため、ハイリスク・ハイリターンの分売となります。上昇した場合は問題ないのですが、下げだした場合は早めに見切る必要が出てきそうです。
実施結果
| 始 値 | 6,760 円 ( – 39 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 7,240 円 ( + 441 円 ) |
| 安 値 | 6,730 円 ( – 69 円 ) |
| 終 値 | 7,020 円 ( + 221 円 ) |
| 寄付出来高 | 43,700 株 |
| 寄付出来高/分売数 | 21.85 ％ |
| 1日の出来高 | 259,300 株 |
- コメント：○寄り付きこそ分売価格を割れてしまいましたが、その後はすぐに買い戻され、前場で6,900円まで戻しました。後場に入っても上昇は続き、結局7,020円で引けています。
○値がさで割高だったため、即売りが増えた影響で分売価格を割ってしまったようです。ただ、日中の値動きは力強い感じとなり、リスクを取ってすぐ売らなかった人が報われる形となりました。