- 17年8月31日、 THEグローバル社(3271)の立会外分売が発表されました。
- 17年9月7日、 分売価格が決定されました。
[THEグローバル社]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月31日 |
銘 柄 |
THEグローバル社 |
銘柄コード |
3271 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
貸借 |
業種 |
不動産業 |
分売株数 |
670,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
6.18 億程度 |
申込数量 |
上限 5,000 株 |
実施予定日 |
9月8日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
922 円 |
実施前日終値 |
765 円 |
発表日からの騰落率 |
–17.03 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–3.04 % |
分売価格 |
742 円 |
割引率 |
–3.01 % |
信用データ
発表日貸株残 |
128,700 株 |
実施前日貸株残 |
168,300 株 |
推定空売り数 |
39,600 株 |
空売り/分売数 |
5.91 % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
5.59 倍 |
実績PBR |
1.34 倍 |
ROE |
24.0 % |
予想配当 |
25 円 |
配当利回り |
3.37 % |
配当性向 |
18.8 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:首都圏を中心に新築マンションの開発分譲を展開。投資用マンションの開発や一戸建ての開発分譲も手がける。
- 業績:
○18年6月期会社予想(数値は前期比)
売上高:28.1%増 営業利益:69.5%増 経常利益:82.2%増 純利益:88.2%増
※2Qまでの業績は赤字予想。例年、4Qに売上・利益が集中するようです。
- 指標:同業他社と比較して割安か。
- 自己資本比率:22.8% (経営レバレッジ:4.39)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で67万6千株程度。
- 板:買いが13万3千株程度、売りが12万株程度。
- 半年間のチャート:3月までは500円前後で推移していましたが、4月以降は緩やかな上昇基調へ。
6月に650円付近まで上昇した後は一旦調整局面に入るも、7月下旬より株価が急騰。8月4日に前期決算が発表されてからはさらに株価が上昇し、8月28日に上場来高値985円を記録。
現在も高値圏に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→短期売建有り SBI→無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善及び流動性の向上のため
- コメント:○昨年7月に東証1部へ昇格しています。
見た限りでは2部落ちするような状況でもないようなので、単に大株主による売出かもしれません。
○近年の利益は横ばい傾向でしたが、今期は前期比で2倍近い増益予想となり、株価が急上昇しました。ただ、現在の株価水準でもまだ割安な感じとなるようです。
※4Qに利益が集中するようなので、期末間際になって期ズレが起きると反動が怖そうですが・・・
○流動性はよいのですが、分売数が発行株の5%近くと多いのが気になるところ。
貸借銘柄となっており、今日の時点では貸株残が12万株程度ありました。この分が分売実施日にどれだけ買い戻されるかは分からない所があります。
ただ、明日以降も空売りが積み上がるようなら、ある程度カバーできると思います。
※空売りや当日の買いがあまり入らないようだと、実施当日は分売価格付近での攻防となるかもしれません。割れたとしても限定的とは思いますが・・・
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が17%下げた所で分売実施となります。
ディスカウントも3%引きとなり、条件としては良くなっています。
貸株残だけ見ると空売りが結構入っているようにも見えるのですが、発表日以前に入っていた空売りが多く、数値上では発表日以降の空売りがあまりないように見えます。
明日どの程度買い戻されるかは、朝の気配を見てみないと何とも言えないところです。
買い板は結構あるので、その辺でカバーされる可能性もありますが。
○分売数は多いですが、1日の出来高は直近でも40万株程度有り、流動性に問題はありません。
ただ、チャート上では、先月開けた窓の所まで株価が下がっている形になります。
この窓を埋めるまで下がるのか、反発するのかは読みづらい状態ですが・・・
上記の買い戻しの件もあるので、申し込みの判断は明日朝の気配次第とします。
実施結果
始 値 |
765 円 ( + 23 円 ) |
高 値 |
779 円 ( + 37 円 ) |
安 値 |
742 円 ( ± 0 円 ) |
終 値 |
743 円 ( + 1 円 ) |
寄付出来高 |
239,000 株 |
寄付出来高/分売数 |
35.67 % |
1日の出来高 |
1,059,000 株 |
- コメント:○寄り付きは前日と同値でスタート。
直後に779円まで買い戻されるも、次第に売りに押される展開に。前場は750円~760円での値動きとなりました。
後場に入るとレンジを下げて745円~750円での値動きとなりましたが、14時を過ぎた辺りからさらに下げ、分売価格付近での値動きに・・・結局743円で大引けとなりました。
○信用状況を見る限り、寄り付きでは空売りの返済より実需買いの方が多かったようです。(PERが5倍と割安だったこともあると思います)
しかし、寄り付き直後に多少買い戻しが入っただけで、後はズルズルと下げる展開に。終値は分売価格付近という、何とも残念な値動きになってしまいました。
1日のチャートはTOPIXとほぼ連動しており、ザラ場では目立った買いが入らなかったようです。やはり、北朝鮮リスクが意識されて様子見ムードが強かったものと思われます。来週以降に見直し買いを期待したいところです。