- 17年7月24日、マルマエ (6264)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年8月1日、 公募価格が決定されました。
[マルマエ]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 | マルマエ | 発表日 | 2017年7月24日 | 
|---|---|---|---|
| 銘柄コード | 6264 | 公募・売出株数 | 新株発行:560,000 株 自己株処分:656,700 株 (OA:182,500 株) | 
| 上場先 | 東証マザーズ | 吸収金額 (発表日時点) | 19.88 億程度 | 
| 信用貸借区分 | 信用 | 価格決定日 | 8月1日 | 
| 業種 | 機械 | 受渡日 | 8月8日 | 
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 1,421 円 | 公募価格 | 1,321 円 | 
|---|---|---|---|
| 価格決定日終値 | 1,377 円 | 割引率 | -4.07 % | 
信用データ
| 発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 | 
|---|---|---|---|
| 受渡日前日 貸株残 | – 株 | 空売り/公募数 | – % | 
各種指標など
| 会社予想PER | 30.93 倍 | 予想配当 | 6 円 | 
|---|---|---|---|
| 実績PBR | 11.38 倍 | 配当利回り | 0.45 % | 
| ROE | 36.8 % | 配当性向 | 14.0 % | 
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
 また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
 最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社:SMBC日興証券、野村證券、みずほ証券
- 事業内容:半導体・液晶・太陽電池の製造装置に使用される基幹部品の製造が主力。2011年に事業再生ADR手続きが行われましたが、2015年に経営再建が完了しています。
- 業績:
 ○17年8月期会社予想(数値は前期比)
 売上高:26.6%増 営業利益:39.1%増 経常利益:44.0%増 純利益:23.8%増
 3Q決算時点での進捗度は70%程度。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:37.8 % (経営レバレッジ:2.65)
- 株主優待:1,000円分のクオカード(8月権利:6ヶ月以上保有の株主のみ)
- 出来高:1ヶ月平均で、22万株程度。
- 板:買いが8万3千株程度、売りが10万株程度。
- 半年間のチャート:1月は株価が600円台でしたが、2月以降は値を切りあげ1,000円近くまで上昇。その後は5月まで800円~1,000円のレンジ相場に。6月にはいると急上昇し、一時1,747円の年初来高値を付ける日も。その後はやや値を下げ、現在まで1,300円~1,500円での値動きとなっています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→HYPER空売り有り
- PO実施の目的:本社工場増設用の土地取得、建物建設及び生産設備等購入資金、関東事業所の工場増設用の土地取得、建物建設及び生産設備等購入資金、長期借入金の返済資金に充当する予定。
- コメント:○今年の1月に分売が行われており、3月には株式分割も行われています。
 また、今回のPOは新株発行に加えて、自己株の処分も行われるようです。
 これらの事から、いずれは東証1部への市場変更を目指しているものと思われます。
 (市場変更の条件を満たしつつあるようなのですが、今回はPOのみの発表となっています)
 ○PERは30倍台と割高な感じですが、半導体関連銘柄の業績が好調である事から、マルマエのような機械セクターにも物色の流れが来る時があります。主要企業の1Q決算も近づいているので、価格決定後、上手く流れに乗ってくれる事を期待したいです。
- 8/1追記:発表日以降、株価が3%近く下げたところで値決めとなりました。
 一旦株価は1,500円近くまで上昇する日もあったのですが、先週末からの新興市場地合い悪化によりマルマエも調整局面となった感じです。
 ここから反発してくれればいいのですが、調整が続くことになるとやや厳しい展開になる可能性もありそうです。
実施結果
| 始値 | 1,336 円 ( + 15 円) | 寄付出来高 | 54,400 株 | 
|---|---|---|---|
| 高値 | 1,342 円 ( + 21 円) | 寄付出来高/ 公募数 | 3.89 % | 
| 安値 | 1,320 円 ( – 1 円) | 1日の出来高 | 282,100 株 | 
| 終値 | 1,320 円 ( – 1 円) | ||
- コメント:○寄り付きは昨日終値より60円マイナスでスタート。
 直後に1,342円の高値を付けますが、すぐに下げてしまい、前場は1,320円~1,330円前後でのレンジ相場となりました。
 後場に入ると1,330円付近から徐々に値を下げ、1,320円前後で膠着した値動きとなります。
 上にも下にも行かない膠着した展開となり、結局1,320円で大引けとなりました。
 ○今日は地政学的リスクが意識され、地合いが相当悪い日でした。マルマエも影響を受けてしまい、あまり買いが入らなかったようです。
 板を見ると、公募の売りが残っている感じなので当面上値は重そうですが、1,300~1,320円付近の買い板は比較的厚いです。そのため、下値も限定的なのではないかと思います。