- 17年7月24日、 日本プロロジスリート投資法人(3283)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 17年7月31日、 公募価格が決定されました。
[日本プロロジスリート投資法人]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 | 日本プロロジスリート投資法人 | 発表日 | 2017年7月24日 |
|---|---|---|---|
| 銘柄コード | 3283 | 公募・売出株数 | 国内公募：75,660 口 海外公募：67,770 口 (OA： 7,170 口) |
| 上場先 | 東証REIT | 吸収金額 (7/31時点) |
国内：188.73 億程度 海外：154.41 億程度 |
| 信用貸借区分 | 貸借 | 価格決定日 | 7月31日 |
| 業種 | REIT | 受渡日 | 8月8日 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 232,300 円 | 公募価格 | 227,850 円 |
|---|---|---|---|
| 価格決定日終値 | 232,500 円 | 割引率 | – 2.00 ％ |
信用データ
| 発表日貸株残 | 880 株 | 推定空売り数 | 6,346 株 |
|---|---|---|---|
| 受渡日前日 貸株残 |
7,226 株 | 空売り/公募数 | 7.66 ％ |
各種指標など
| NAV倍率 | 1.26 倍 | 予想分配金 (年間) |
8,917 円 |
|---|---|---|---|
| NOI利回り | 5.40 ％ | 分配金利回り | 3.84 ％ |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 引受会社：ＳＭＢＣ日興証券(主幹事)、三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券、野村證券、ゴールドマン・サックス証券、みずほ証券、大和証券
- スポンサー：Prologis, Inc.
- 投資先：プロロジス・グループが開発した大規模物流施設に投資。
- 格付け： AＡ (JCR)
- 決算月：5月、11月
- 指標：NAV倍率は1倍を超えており割高、上場リートで下位の方に位置。
NOI利回りは5.5％前後と比較的高く、上場リートで中の上くらいか。 - 株主優待：無し
- 出来高：1ヶ月平均で5,400口程度。
- 板：買いが600口、売りが380口程度。
- 半年間のチャート：おおむね23万～24.75万でのレンジ相場となっているようです。5月の権利付き最終日に247,700円の年初来高値を記録。最近はレンジ内で下落基調となっており、7/19に230,600円の年初来安値を記録。
- 一般信用売り取扱：カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
- PO実施の目的：物流施設の取得および借入金の返済
- コメント：○物流系リートでは知名度が高く、POもコンスタントに行われています。
去年は2回公募増資が行われましたが、いずれも受渡日で利益が出ている状態でした。
貸借銘柄・格付けAAということで、今回も安定した値動きになると見ています。
○今年に入ってからREIT指数の下げが止まらない状態でしたが、7月13日に年初来安値を付けた後は反発の兆しが出ています。
先月まではどこまで下がるのだろう・・・という感じでしたが、今の状態ならリートのPOも申し込みやすい環境になってきたと思います。
- 7/31追記：○発表日と比べて、株価はほぼ同値の状態で値決めとなりました。
ただ、国内募集の数が当初より減り、その分が海外募集の方へ回されたようです。
○長期国債の金利がやや低下傾向であることからREIT指数は上昇基調にあります。
プロロジスリートも、この流れに乗ってくれる事を期待したいです。
- 8/7追記：価格決定日以降、REIT市況は膠着状態となっています。
プロロジも影響を受けたのか、思ったほど反発しませんでした。
ただ、空売りはそこそこ入っているので、明日は今日の終値付近か少し下ぐらいで寄り付くと見ています。
実施結果
| 始値 | 231,700 円 ( + 3,850 円 ) |
寄付出来高 | 14,080 株 |
|---|---|---|---|
| 高値 | 232,700 円 ( + 4,850 円 ) |
寄付出来高/ 公募数 |
17.00 ％ |
| 安値 | 230,500 円 ( + 2,650 円 ) |
1日の出来高 | 39,513 株 |
| 終値 | 230,500 円 ( + 2,650 円 ) |
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- コメント：○寄り付きは昨日終値より800円マイナスでスタート。
寄った後はジリジリと買い戻す展開となり、11時前には昨日の終値を上回る場面もありました。
しかし、11時以降は徐々に売りに押される展開となります。
後場に入っても下げる展開となりますが、231,000円まで下げた後は同値付近でのもみ合いに。
大引け間際に232,000円まで戻す場面もありましたが、再度売りに押されてしまい、
結局230,500円での安値引けとなりました。
○今日のREIT指数は比較的堅調だったのですが、プロロジは公募の売りに押されてしまった格好です。
公募の売りが消化し終わるまでは、当面上値が重い展開となりそうです。