- 17年7月6日、 オーウイル(3143)の立会外分売が発表されました。
- 17年7月12日、 分売価格が決定されました。
[オーウイル]の詳細・分析
分売銘柄データ
| 銘 柄 | オーウイル | 発表日 | 2017年7月6日 |
|---|---|---|---|
| 銘柄コード | 3143 | 分売株数 | 150,000 株 |
| 上場先 | 東証2部 | 吸収金額 (発表日時点) |
1.23 億程度 |
| 信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 3,000 株 |
| 業種 | 卸売業 | 実施日 | 7月13日 |
株価・分売価格など
| 発表日終値 | 817 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
+ 0.12 ％ |
|---|---|---|---|
| 実施前日終値 | 811 円 | 分売価格 | 786 円 |
| 発表日からの 騰落率 |
– 0.73 ％ | 割引率 | – 3.08 ％ |
信用データ
| 発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
|---|---|---|---|
| 実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – ％ |
各種指標など
| 会社予想PER | 11.25 倍 | 予想配当 | 30 円 |
|---|---|---|---|
| 実績PBR | 1.19 倍 | 配当利回り | 3.82 ％ |
| ROE | 10.6 ％ | 配当性向 | 43.0 ％ |
コメント
※下記に記載している評価などは、私の主観によるものが多く含まれています。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容：飲料・食品関連原材料の専門商社。ビタミンＣ、業務用殺菌乳、果実のピューレが主力商品。
- 業績：
・17年3月期→16年3月期と比べて売上高1.2％増、営業利益28.2％増、経常利益22.1％増、純利益24.3％増。売上高は横ばいも、経費の見直しなどで大幅増益となったようです。
・18年3月期会社予想→前期より売上高6.7％増、営業利益4.7％増、経常利益3.2％増、純利益8.6％増の見通し。前期と比較しておおむね微増を見込んでいます。
- 指標：同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率：23.8％ (経営レバレッジ：4.21)
- 株主優待：無し
- 出来高：1ヶ月平均で2千株程度。
- 板：買いが1万5千株、売りが2万4千株程度。
- 半年間のチャート：1月に年初来安値767円を付けた後は、3月の配当取りに向けて株価が上昇。3月27日に年初来高値880円を記録しています。3月末から権利落ちを機に再び下落基調となり、4月中旬に年初来安値圏まで下げました。ただ、その後は株価が持ち直し、現在は800円～820円の間でレンジ相場となっています。
- 一般信用売り取扱：カブドットコム→短期売建有り SBI→無し
- 分売実施の目的：株式の流動性向上、株主数増加を図るため。
- 評価：可(割れる可能性は低い見込みだが、利幅は当日の気配次第か)
- コメント：
○前回は2015年11月に分売が行われており、それ以来となります。
株式の時価総額が25億円程度のため、東証1部への昇格は当面難しそうです。
PERは10倍台前半なのですが、同業の卸売会社がPER1桁台という所もあり、割安という感じでもないようです。
なお、配当利回りは3.5％以上、配当性向も43％となっており、この面では魅力があります。
○板に比べて出来高が少なく、いまいち流動性に欠ける気がするのですが、分売では毎回プラスの成績となっています。
今回も分売価格を割れる可能性は低いと思いますが、利幅は当日の実需次第か。
実施までに780円辺りまで下がると、面白くなりそうです。
実施前日時点
- コメント：発表日以降、株価はそれほど動きませんでした。
発表日以降でも相変わらず出来高が少ないです。買い板はそれなりにあるんですが・・・
3％引きなので分売価格を割れる可能性は低いと思いますが、配当以外は魅力に欠けるので、短期の取引主体になりそうです。
実施結果
| 始値 | 796 円 ( + 10 円 ) |
寄付出来高 | 48,600 株 |
|---|---|---|---|
| 高値 | 803 円 ( + 17 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
32.40 ％ |
| 安値 | 795 円 ( + 9 円 ) |
1日の出来高 | 109,800 株 |
| 終値 | 800 円 ( + 14 円 ) |
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- コメント：寄り付きは昨日より15円安い796円でスタート。
802円まで上昇した後は800円前後で膠着する形となりました。
後場に入っても同様の状態は続き、結局800円で大引けとなりました。
買い板がかなり厚くなっており、思った以上に底堅い印象でした。この価格帯では需要が多いようですね。
今日の出来高で分売数の3分の2程度を消化しています。分売の売りを消化した後は、ある程度反発する展開を期待したいです。