- 18年11月27日、ティア(2485)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年12月6日、 公募価格が決定されました。
[ティア]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ティア(2485) |
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上 場 先 | 東証1部 |
信 用 貸 借 区 分 | 貸借(11/29より売り禁) |
業 種 | サービス業 |
事 業 内 容 | 名古屋を中心に「葬儀会館TEAR」を展開。直径3キロの範囲内に多店舗展開するドミナント戦略を取っている。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年11月27日 |
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公募・売出株数 | 公募:2,000,000 株 (OA:300,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 18.03 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 12月5日~12月11日 → 12月5日 |
受 渡 日 | 12月13日~12月18日 → 12月13日 |
PO実施の目的 | 設備投資資金(葬儀会館の新設、既存会館の改修)に充当し、残額が生じた場合には借入金の返済資金に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 野村證券(1,540,000株) |
引受会社(幹事) | SMBC日興証券(460,000株) |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 784 円 |
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仮 条 件 | – 3.0 % ~ – 5.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 679 円 |
公 募 価 格 | 658 円 |
割 引 率 | –3.09 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | 5.37 %(価格決定日) → 8.91 %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 33,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 2.02 倍 |
公募数/月平均出来高 | 69.49 倍 |
買い板 | 16万6千株 程度 |
売り板 | 10万0千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年9月期通期決算(数値は17年9月期比) 売上高:8.5%増 営業利益:11.1%増 経常利益:9.7%増 純利益:11.9%増 ○19年9月期会社予想(数値は前期比) |
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自 己 資 本 比 率 | 58.4 % (経営レバレッジ:1.71 ) |
予想PSR(会社予想) | 1.15 倍 |
予想PER(会社予想) | 21.16 倍 |
実 績 P B R | 2.12 倍 |
R O E | 10.0 % |
予 想 配 当 | 11 円 |
配 当 利 回 り | 1.67 % |
配 当 性 向 | 31.8 % |
同業他社との比較 | PER:かなり割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:お米(9月権利:贈呈される重量は保有株数に応じる)
- コメント
○銘柄・POについて:ティアは「葬儀会館TEAR」の運営企業です。
今回の増資は葬儀会館の新設・改修の為の資金調達となっており、ポジティブな増資と言えるでしょうか。
ただ、株価が下落基調となっている状態での増資には賛否が分かれそうです。
○業績・指標:近年の業績は堅調に伸びていましたが、今期は費用先行がたたり2桁減益の見通し。先行投資の面があるとはいえ、この内容で株価上昇を期待するのは厳しいかもしれません。
指標面では同業他社と比較して割高のようです。同業他社はPER10倍を切っているので・・・この業績予想でPER25倍というのは、どうしても割高感が出てしまいます。○見通し
・需給動向:PO総数は200万株、希薄化比率は11.4%。月の平均出来高は3万株程度しかありません。貸借銘柄なので流動性改善に期待したいところでしたが、早々に売り禁となってしまいました・・・早々に売り禁となったPOは大半が公募割れしており、株価の調整が進まないと厳しい展開も考えられます。
・株価動向:年初は1,200円台でしたが、レンジ相場を経て8月以降下落トレンドに入っており、現在は800円を割り込んでいます。今回の増資で株価は下抜けしそう。希薄化を考慮した株価は695円程度となっており、これより下の水準で値決めするようなら多少は希望を持てそうでしょうか。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は13.39%下落。公募価格は年初来安値とほぼ同水準。
○信用状況:売り禁のため、空売りはあまり入っていないようです。○見通し:株価は調整が進み、希薄化比率を上回る下落となりました。公募価格は年初来安値659円とほぼ同じ。660円付近では買い板も厚く、この状態を保てれば受渡日までしのげそうですが・・・ただ、売り禁になったため空売りがあまり入ってないのと、流動性が改善していません。売り禁POの分の悪さを考慮すると、申し込む場合でも打診程度にとどめた方が無難そうです。
実施結果
始 値 | 666 円 ( + 8 円 ) |
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高 値 | 666 円 ( + 8 円 ) |
安 値 | 654 円 ( – 4 円 ) |
終 値 | 666 円 ( + 8 円 ) |
寄付出来高 | 237,900 株 |
寄付出来高/公募数 | 10.34 % |
1日の出来高 | 588,600 株 |
- コメント:○寄り付きは特買い気配となり、前日比15円高で取引開始。直後に654円まで下落するも、その後は徐々に買い戻される展開となりました。結局666円の高値引けで取引を終えています。
○昨日までは公募割れの状態でしたが、今日は持ち直した感じとなり、意外に堅調な値動きとなりました。650円台ではしっかり買いも入っていたようで、この付近で下げ渋るかどうかが当面のポイントになりそうです。