- 18年7月25日、 ビジョナリーホールディングス(9263)の売出(PO)が発表されました。
- 18年8月1日、 売出価格が決定されました。
[ビジョナリーホールディングス]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | ビジョナリーホールディングス(9263) |
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上 場 先 | JASDAQスタンダード |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 小売業 |
事 業 内 容 | 眼鏡販売店大手「メガネスーパー」などの持株会社。「メガネスーパー」は全国に店舗を展開。一時期経営危機となるも、近年は業績が回復。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年7月25日 |
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公募・売出株数 | 国内売出:99,394,700 株 海外売出:7,531,900 株 (OA:14,909,200 株) |
吸収金額(発表日時点) | 219.46億 程度 |
価 格 決 定 日 | 8月1日~8月6日 → 8月1日 |
受 渡 日 | 8月9日~8月14日 → 8月9日 |
PO実施の目的 | 投資ファンドによる保有株の売却方針を受けたもの。 |
引受会社(主幹事) | SMBC日興証券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 192 円 |
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仮 条 件 | – 6.0 % ~ – 9.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 132 円 |
公 募 価 格 | 124 円 |
割 引 率 | –6.06 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 13,800,600 株 |
信用残/月平均出来高 | 0.70 倍 |
公募数/月平均出来高 | 7.20 倍 |
買い板 | – 万株 程度 |
売り板 | 1,905万株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年4月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高:12.1%増 営業利益:66.1%増 経常利益:70.5%増 純利益:646.3%増 ○19年4月期会社予想(数値は前期比) |
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自 己 資 本 比 率 | 7.9 % (経営レバレッジ:12.58 ) |
予想PSR(会社予想) | 1.11 倍 |
予想PER(会社予想) | 43.78 倍 |
実 績 P B R | 25.08 倍 |
R O E | 57.3 % |
予 想 配 当 | 0 円 |
配 当 利 回 り | 0 % |
配 当 性 向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割高か PBR:かなり割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:優待券、メガネレンズ仕立券(4月、10月権利)
- コメント
○銘柄・POについて:ビジョナリーHDは「メガネスーパー」などの持ち株会社です。
今回の売出については、経営再建時に株式を取得した投資ファンドが持株を売却するようです。○業績・指標:一時期は格安眼鏡店に押されて赤字経営に苦しんでいましたが、近年は業績が回復傾向にあり、赤字体質から脱却。前期は2桁の増収増益を達成し、今期も純利益以外は2桁増収増益の見通しです。
4月以降株価が3倍近くになったこともあり、指標面では同業他社より割高なようです。
なお財務はあまり良くなく、自己資本比率が10%を切っている状態です・・・事業を拡大していくには、増資なども必要になってきそうですね。○見通し:売出数は1億株近くあり、OAも含めると発行株ベースで50%程度・・・浮動株も少ない銘柄なので、この規模だと需給に相当なインパクトを与えそうです。ただ、月の平均出来高が1千万株を超えているので流動性には問題ありません。値決めまでに調整が進めば、何とかなる可能性もあるでしょうか?
株価は4月以降に急騰し、7/19に203円の年初来高値を記録。今回の売出を受けて、株価は一旦下落しそうです。他社の平均PERが40倍程度となっており、逆算した株価は110円程度。26週線もちょうど110円付近となっているため、この水準まで調整してくれればその後の反発を期待できる気もします。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は約31.2%下落。売出価格は6月以来の水準に位置。○見通し:発表後に株価は3割近く下げており、直近で上昇した分をほぼ吐き出した形です。ディスカウントは6%と大きめですが、売出価格は124円となり、110円台までもう一息といった感じでした。今のところ115円付近で下げ渋っているようなので、その辺まで下げるリスクは見ておく必要があるかなと思います。
中長期では引き続き上昇トレンドが継続中。期間中に26週線付近まで下げることがあれば、押し目買いの好機となりそうでしょうか。
実施結果
始 値 | 126 円 ( + 2 円 ) |
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高 値 | 133 円 ( + 9 円 ) |
安 値 | 125 円 ( + 1 円 ) |
終 値 | 128 円 ( + 4 円 ) |
寄付出来高 | 6,904,900 株 |
寄付出来高/公募数 | 7.52 % |
1日の出来高 | 48,087,900 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比22円安で取引開始。その後は125円~133円の間で動く形となりました。結局128円で引けています。
○前日までは150円付近の水準でしたが、さすがに売りが多かったせいか受渡日はGDしてしまいました。とはいえ、売出価格は死守したので健闘した方ではないかと思います。
今日の出来高も売出数の半分程度を消化済み。110~120円付近を維持できれば、POの影響が抜けた後での反発を期待できそうです。