- 18年5月28日、 エコモット(3987)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
- 18年6月12日、 公募価格が決定されました。
[エコモット]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | エコモット(3987) |
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上 場 先 | 札証アンビシャス(6/22より東証マザーズにも上場) |
信 用 貸 借 区 分 | 信用 |
業 種 | 情報・通信 |
事 業 内 容 | IoTインテグレーション事業が主力。建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」が主力サービス。その他、融雪システム遠隔監視ソリューション「ゆりもっと」のサービスなども手がける。 |
POデータ
発 表 日 | 2018年5月28日 |
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公募・売出株数 | 公募:350,000 株 売出:331,600 株 (OA:102,000 株) |
吸収金額(発表日時点) | 7.81 億 程度 |
価 格 決 定 日 | 6月12日~6月14日 → 6月12日 |
受 渡 日 | 6月22日 |
PO実施の目的 | 事業拡大のための製品製造費用、人員採用費及び人件費、残額を借入金の返済原資に充当する予定。 |
引受会社(主幹事) | 岡三証券 |
株価・公募価格など
発 表 日 終 値 | 997 円 |
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仮 条 件 | – 4.0 % ~ – 6.0 % |
価 格 決 定 日 終 値 | 1,205 円 |
公 募 価 格 | 1,156 円 |
割 引 率 | –4.07 % |
信用データ
空 売 り / 公 募 数 | – %(価格決定日) → – %(受渡日前日) |
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月平均出来高(発表時) | 7,000 株 |
信用残/月平均出来高 | 18.58 倍 |
公募数/月平均出来高 | 100.46 倍 |
買い板 | 1万6千株 程度 |
売り板 | 2万6千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→無し |
出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業 績 | ○18年3月期通期決算(数値は17年3月期比) 売上高:18.6%増 営業利益:31.7%増 経常利益:23.2%増 純利益:19.7%増 ○19年3月期会社予想(数値は前期比) |
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自 己 資 本 比 率 | 34.3 % (経営レバレッジ:2.92 ) |
予想PSR(会社予想) | 2.77 倍 |
予想PER(会社予想) | 65.01 倍 |
実 績 P B R | 12.23 倍 |
R O E | 18.8 % |
予 想 配 当 | 0 円 |
配 当 利 回 り | 0 % |
配 当 性 向 | 0 % |
同業他社との比較 | PER:割安か PBR:割高か |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:無し
- コメント
○銘柄・POについて:昨年6月に札証アンビシャスへ上場しています。
上場からちょうど1年で東証マザーズにも上場することになりました。札証銘柄のままだと取引できる証券会社が限られたり注目を集めづらい部分もあるので、マザーズ上場が承認されたのはポジティブに評価されそうです。
ただ年間の経常利益は1億程度の会社なので、東証1部への市場変更はかなり先の話になりそうですね。○業績・指標:前期は2桁の増収増益で着地。ただ、今期は売上高・営業利益は2桁成長に対し、経常利益・純利益は4~5%程度増益の見通しになっています。
指標面では新興株らしく、PER・PBRともに高い値になっています。ただPSRは2.4倍程度と、IT系の新興企業にしては意外に低いです。売上高から見た場合は、まだ割安な水準と言えるのかもしれません。○見通し:増資による希薄化率は10.9%、売出も含めたPO総数は発行株ベースで18.8%程度です。月の平均出来高は7千株程度しか無く、現状では公募の売りを支えきれるかは微妙なところ。信用買い残が出来高に比べて多いのも気になります。
また、マザーズ上場が評価されて値決めまでに株価が上昇してしまった場合、公募割れするリスクが増加する可能性も・・・値決めまで日があるので、とりあえずは様子見という感じになりそうでしょうか。
直近の株価は900~1,200円のレンジで動いており、公募価格がレンジの下限で決まるようなら割れても限定的だと思いますが。
価格決定日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は20.8%上昇。公募価格は26週線付近。○見通し:発表翌日から株価は上昇し続け、発表日と比べて20%上昇しています。チャートも5営業日連続陰線となっており、ここから上昇するイメージがいまいち持てないですね・・・公募価格は26週線付近に位置していますが、支持線となっている感じではないので、このラインを割る可能性もありそうです。昨日のスマートバリューと同様、リスクの高いPOとなってしまった感があるので、注意が必要と思われます。
実施結果
始 値 | 1,101 円 ( – 55 円 ) |
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高 値 | 1,140 円 ( – 16 円 ) |
安 値 | 1,040 円 ( – 116 円 ) |
終 値 | 1,128 円 ( – 28 円 ) |
寄付出来高 | 2,900 株 |
寄付出来高/公募数 | 0.37 % |
1日の出来高 | 38,000 株 |
- コメント:○寄り付きは特売り気配となり、前日比49円安で取引開始。その後1,040円まで売り込まれるも、11時頃からは買い戻される展開に。結局1,128円で引けています。
○今週に入ってから公募割れの状態となり、受渡日でも公募価格を守ることができませんでした。板がスカスカなので、値動きが激しい点には注意が必要そうです。