- 18年4月5日、毎日コムネット(8908)の立会外分売が発表されました。
- 18年4月19日、 分売価格が決定されました。
[毎日コムネット]の詳細・分析
銘柄データ
銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | 毎日コムネット(8908) |
---|---|
上場先 | JASDAQスタンダード |
信用貸借区分 | 信用 |
業種 | 不動産業 |
事 業 内 容 | 学生向けマンションのサブリース事業が主力。その他、大学などの学生サービス業務の受託も行う。 |
分売データ
発表日 | 2018年4月5日 |
---|---|
分売株数 | 600,000 株 |
吸収金額(発表日時点) | 6.79 億程度 |
申込数量 | 上限 3,000 株 |
実施予定日 | 4月20日~4月25日 |
実施日 | 4月20日 |
分売実施の目的 | 東京証券取引所市場第二部銘柄指定審査の申請を行っており、市場第二部形式要件を満たし、株式の分布状況の改善ならびに流動性の向上を図るため。 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,131 円 |
---|---|
実施前日終値 | 995 円 |
発表日からの騰落率 | –12.02 % |
実施2日前 からの騰落率 |
–0.40 % |
分売価格 | 970 円 |
割引率 | –2.51 % |
信用データ
推定空売り数 | – 株 |
---|---|
空売り/分売数 | – % |
月平均出来高(発表時) | 6,000 株 程度 |
信用残/月平均出来高 | 6.02 倍 |
分売数/月平均出来高 | 100.00 倍 |
買い板 | 1万4千株 程度 |
売り板 | 2万5千株 程度 |
一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→HYPER空売り有り |
出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
業績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高:4.7%増 営業利益:2.5%増 経常利益:2.5%増 純利益:2.2%増 3Q決算時点での進捗度は売上高が71%、利益が33~36%程度。 ※例年、4Qに利益が集中する構造のようです。 |
---|---|
自己資本比率 | 32.3% (経営レバレッジ:3.07 ) |
会社予想PER(今期) | 16.87 倍 |
実績PBR | 2.40 倍 |
ROE | 14.3 % |
予想配当 | 22 円 |
配当利回り | 2.27 % |
配当性向 | 38.3 % |
同業他社との比較 | PER:平均並み(4/5) → やや割安か(4/19) PBR:やや割安か(4/5) → 割安か(4/19) |
出所:決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待:100株以上保有で「ベネフィット・ステーション(ダイジェストコース)」
1年間の会員加入権(5月権利)
- コメント
○銘柄・分売について:2002年10月にJASDAQへ上場しています。
東証2部への市場変更にあたっては流通株式比率がギリギリとなっており、今回はその要件をクリアするための分売となりそうです。
時価総額が250億未満なので直接東証1部への市場変更は無理なため、まずは2部への変更を経るものと思われます。○業績・指標:近年の業績は堅調に伸びています。学生向け事業がメインなので少子化の影響を受けそうな気もするのですが、大学生の総数は過去最高水準を維持しているとのこと。今期も増収増益の見込みとなっています。
指標面を見ると、PERは同業他社と同程度、PBRはやや割安。1月に1,310円の年初来高値を記録しています。そこまで上がるかは微妙ですが、1,200円ぐらいまでは上昇しても不思議では無さそうです。○見通し:分売数は60万株、発行株ベースだと3.3%程度で多めです。一番のネックは流動性で、平均出来高が6千株しかありません・・・60万株を捌くにはかなり流動性に欠ける状態です。現状だと、分売割れする可能性が高そうです。
直前で出来高が急増すれば別ですが、今のところは見送りする感じとなりそうですね。
実施前日時点
- コメント
○株価動向:発表日以降、株価は12%下落。今日は前日とあまり変わらずでした。
株価はこの数日で大きく下落しており、26週線に接近。分売価格は26週線を下回っています。
○信用状況:今日の出来高は5.1万株。株価もあまり変動が無く、空売りはあまり入っていない可能性があります・・・買い戻しに期待するのは難しそう。○見通し:チャートだけ見ると反発を見込めそうな感じがするのですが、分売数の多さや信用状況などから、寄り付きで耐えられるかは微妙そう。朝の気配を見て判断したいと思いますが、買いが少なければ見送る公算が高そうです。
ただ、指標面では割安な水準になっており、分売の影響が抜ければ徐々に買い戻しが入ってくるのではないかと思います。
実施結果
始 値 | 965 円 ( – 5 円 ) |
---|---|
高 値 | 976 円 ( + 6 円 ) |
安 値 | 965 円 ( – 5 円 ) |
終 値 | 971 円 ( + 1 円 ) |
寄付出来高 | 80,000 株 |
寄付出来高/分売数 | 13.33 % |
1日の出来高 | 215,500 株 |
- コメント:○前日比30円安で寄り付き、10時過ぎには976円まで買い戻し。その後は970円を挟んでの値動きとなりました。結局971円で引けています。
○寄り付きは分売価格を若干割れましたが、その後は分売価格付近での値動きとなっています。下げ渋っている感じの値動きなので、売り枯れすればそのうち反発しそうな気も。来週以降の買い戻しに期待したいです。