立会外分売[価格決定]：アシードホールディングス(9959)

• 18年2月13日、 アシードホールディングス(9959)の立会外分売が発表されました。
• 18年2月19日、 分売価格が決定されました。

[アシードホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド	アシードホールディングス(9959)
上場先	東証2部
信用貸借区分	信用
業種	小売業
事 業 内 容	自販機運営リテイル事業が主力。その他、自社ブランド飲料の製造や他社ブランド飲料の受託製造も手がける。

分売データ

発表日	2018年2月13日
分売株数	100,000 株
吸収金額(発表日時点)	0.93 億程度
申込数量	上限 1,000 株
実施予定日	2月20日～2月23日
実施日	2月20日
分売実施の目的	東京証券取引所市場第一部への指定を目指しており、市場第一部指定における形式要件の充足をするための株式の株主分布状況の改善、および流動性の向上を目的とする。

株価・分売価格など

発表日終値	930 円
実施前日終値	899 円
発表日からの騰落率	–3.33 ％
実施2日前 からの騰落率	–0.66 ％
分売価格	882 円
割引率	–1.89 ％

信用データ

推定空売り数	– 株
空売り/分売数	– ％
月平均出来高(発表時)	14,000 株 程度
信用残/月平均出来高	1.84 倍
分売数/月平均出来高	7.04 倍
買い板	6,000株 程度
売り板	10,000株 程度
一般信用売り取扱	カブドットコム証券→無し  SBI証券→無し

出所：日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業績	○18年3月期会社予想(数値は前期比)  売上高：0.4％増　営業利益：10.9％増  経常利益：11.2％増　純利益：38.6％増  3Q決算時点での進捗度は売上高が78％、利益が97～136％程度。
自己資本比率	32.8 ％  (経営レバレッジ：3.02 )
会社予想PER(今期)	35.54 倍
実績PBR	2.35 倍
ROE	6.6 ％
予想配当	8 円
配当利回り	0.91 ％
配当性向	32.2 ％
同業他社との比較	PER：平均並み　PBR：割高か

出所：決算短信等のデータを元に作成

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点

• 株主優待：クオカード(3月権利。額面は保有株数に応じる)

• コメント：○前回の分売は16年5月に行われており、およそ1年9ヶ月ぶりの分売となります。
  今回は開示で1部昇格について触れています。市場変更にあたっては株主数が不足しているようなのですが、申し込み上限が1,000株になっているのが謎です・・・直近で株価が高騰したため、単なる売出の要素が強いのかもしれません。

  ○15年3月期までは減益傾向でしたが、16年3月期からは業績が改善傾向にあります。自販機部門は厳しい感じですが、他社受託を含めた飲料製造が伸びており、業績回復の源泉となっているようです。
  指標面ではPERが他社と同程度といったところ。高騰前の700円付近なら割安感がある感じでしたが・・・

  ○前回は分売数が25万株となっており、大きく分売割れしてしまいました。今回は10万株と少なめです。ただ、先週までは仕手化していたこともあり出来高が多かったのですが、今日の出来高は1,900株でした。この流動性だと捌けるか疑問が・・・
  また、直近で1,362円まで高騰していたため、まだ高値で捕まっている人もいそうです。もう少し流動性の改善や株価の調整が進まないと、分売当日は厳しい気がします。

実施前日時点

• コメント：○発表日以降、株価が3％下げたところで分売実施となります。
  株価調整は思ったほど進まず、流動性も改善できていません。相変わらず板もスカスカです。特段割安という感じでもなく、リスクが高そうなので参加は見送りとなりそうです。
  明日になって板が改善していればいいのですが、たぶん無理な気がします。

実施結果

始　値	884 円 ( + 2 円 )
高　値	889 円 ( + 7 円 )
安　値	882 円 ( ± 0 円 )
終　値	887 円 ( + 5 円 )
寄付出来高	15,200 株
寄付出来高/分売数	15.20 ％
1日の出来高	40,900 株

• コメント：○寄り付きは分売価格＋2円でスタートし、その後は882～889円の狭いレンジでの値動きとなりました。
  短期主体の参加者が少なかったせいか、分売価格を割ることもなく静かな分売となりました。