- 17年11月9日、 セック (3741)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月15日、 分売価格が決定されました。
[セック]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年11月9日 |
銘 柄 |
セック |
銘柄コード |
3741 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
貸借 |
業種 |
情報・通信 |
分売株数 |
250,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
6.14 億程度 |
申込数量 |
上限 200 株 |
実施予定日 |
11月16日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
2,454 円 |
実施前日終値 |
2,234 円 |
発表日からの騰落率 |
–8.96 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–3.33 % |
分売価格 |
2,167 円 |
割引率 |
–3.00 % |
信用データ
推定空売り数 |
10,300 株 |
空売り/分売数 |
4.12 % |
発表前週信用買い残 |
210,700 株 |
月平均出来高(発表時) |
61,200 株 |
信用残/月平均出来高 |
3.44 倍 |
分売数/月平均出来高 |
4.08 倍 |
※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
会社予想PER(今期) |
34.90 倍 |
実績PBR |
2.47 倍 |
ROE |
7.1 % |
予想配当 |
28 円 |
配当利回り |
1.14 % |
配当性向 |
39.8 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:地上デジタル放送やカーナビの制御など、リアルタイムソフトウェアの開発が主力。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:1.7%増 営業利益:15.5%増 経常利益:14.0%増 純利益:14.5%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が50%、利益が38~41%程度。
- 指標:同業他社と比較してやや割高か。
- 自己資本比率:84.9% (経営レバレッジ:1.18)
- 株主優待:無し
- 板:買いが1万3千株程度、売りが2万6千株程度。
- 半年間のチャート:5月に前回の分売が実施された後に株価は上昇基調へ。6月に2,400円まで上昇した後は一旦調整しますが、8月下旬にJAXAとの共同研究開始の開示を出した事で株価は2,600円まで再上昇。
9月下旬に東証1部昇格が決まった事でさらに株価が上昇し、10月11日に年初来高値2,774円を記録。ただ、その後はやや調整局面に入り、現在は13週線付近に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→なし SBI→無し
- 分売実施の目的:株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とする。
- コメント:○前回は5月に分売が行われており、およそ半年ぶりの分売となります。
9月末に東証1部へ昇格しています。3月に東証2部へ市場変更したばかりだったのですが、半年で1部昇格となっていました。(1年ルールがあった気がするのですが、2部銘柄には適用されない??)
今回は単に高値圏での売出でしょうか。
○前期は減益決算でしたが、今期は2桁増益の見込み。ただ、PERがやや高いわりにはROEが物足りない気がします。指標面ではいまいちな感じですが、IoT関連の材料株ということで評価されている面もあるのかと思います。(特にJAXA関連の開示が出ると急騰するようです。)
○前回は一定の利益が出ており今回も期待したいところですが、株価が上昇しているため、吸収金額が前回の倍となっているのがやや気がかりです。
貸借銘柄なので、前日までの信用状況を見ながらの判断となりそうです。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が9%近く下げたところで分売実施となります。
株価はかなり調整が進み、分売価格は26週線を下回る水準となりました。
さすがにここまで下げれば反発を期待したいところなのですが、19時前の時点で日経先物がかなり下げており、明日の地合いが悪そうなのが・・・
また、結構下げた割りには新規での空売りがあまり入ってないようで、その辺も気になります。
通常なら一定の利益が期待できそうな案件ですが、慎重を期して、明日朝の気配次第での判断となりそうです。
実施結果
始 値 |
2,174 円 ( + 7 円 ) |
高 値 |
2,230 円 ( + 63 円 ) |
安 値 |
2,168 円 ( + 1 円 ) |
終 値 |
2,205 円 ( + 38 円 ) |
寄付出来高 |
91,600 株 |
寄付出来高/分売数 |
36.64 % |
1日の出来高 |
339,900 株 |
- コメント:○寄り付きは分売価格よりやや上でスタートし、その後は緩やかに買い戻されていきました。
ザラ場では地合いが好転したため、それに救われた形となったようです。
積極的な買いがあればもっと上昇したと思うので、地合いが悪かったら割れてたんでしょうか・・・