IPO[価格決定]:SGホールディングス(9143)

  • 17年11月7日、SGホールディングス(9143)の株式新規公開(IPO)が発表されました。
  • 17年11月24日、仮条件が発表されました。
  • 17年12月4日、 売出価格が決定されました。

[SGホールディングス]の詳細・分析

銘柄データ

発 表 日 2017年11月7日 
銘 柄 SGホールディングス 
銘 柄 コ ー ド 9143 
上 場 先 東証(所属先未定)→東証1部に決定 
業 種 陸運業 
公募・売出株数 国内売出:47,950,300 株 
海外売出:23,632,600 株 
(OA:7,192,500 株) 
吸収金額(発表日時点) 国内売出:871.26 億 程度
海外売出:871.26 億 程度
需 要 申 告 期 間 11月27日~12月1日
価 格 決 定 日 12月4日
上 場 日 12月13日

株価・公募価格など

想定価格(発表日時点) 1,580 円 
仮 条 件 1,540 円 ~ 1,620 円 
公 募 価 格 1,620 円 

各種指標など

予想PER(会社予想) 15.24 倍 
実 績 P B R 1.61 倍 
R O E 10.5 % 
予 想 配 当 32 円 
配 当 利 回 り 1.98 % 
配 当 性 向 30.1 % 
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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 引受会社:大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
    野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券
  • 事業内容:デリバリー事業(宅配便)、ロジスティクス事業(物流関連)、不動産事業が主力。宅配便はヤマト運輸に次いで国内シェア2位。
  • 業績:
    ○18年3月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:7.5%増 営業利益:17.2%増 経常利益:17.2%増 純利益:16.0%増
    2Q決算時点での進捗度は売上高が48%、利益が48~50%程度。
  • 指標:同業他社と比較して割安か。
  • 自己資本比率:45.3% (経営レバレッジ:2.10)
  • 株主優待:無し
  • コメント:○SGホールディングスは宅配便業界2位の佐川急便を主体とする持ち株会社です。
    今年に入り上場観測の記事が出ていましたが、年内になんとか上場できることになりました。
    上場先はまだ決まっていませんが、規模的には東証1部への上場が濃厚と思われます。

    ○アマゾン向け荷物の契約打ち切りや法人向けの値上げに踏み切るなど、数年前からヤマト運輸に先んじて宅配便の収益改善に取り組んできた経緯があり、業績は前期に比べて改善傾向にあります。
    成長株という位置づけではありませんが、PERが15倍程度の水準となっており、配当性向も30%程度と高めです。日通と比べてやや割安、ヤマトと比べれば明らかに割安な感じなので、このセクターにおける有力投資先の1つとなりそうです。

    ○売出の規模は国内だけでも871億となっており、今年最大規模の上場となります。
    また、新株の発行はなく、大半が従業員持株会からの売出となっています。
    これらの点が初値にマイナスの影響を与えそうですが、上場承認がニュースで取り上げられるくらい知名度の高い企業なので、日本郵政やJR九州と同様のパターンになる可能性もありそうです。
    (仮に公募割れしたとしても、この指標であれば公募価格を回復するのは早そうな気もします)
    まずは仮条件がどう推移するかを見ていきたいです。

  • コメント:仮条件が発表され、想定価格±40円という形になりました。
    一応想定価格より上ぶれとなっているのですが、これだけ規模が大きいIPOの場合、仮条件の上限で決まるかどうかは機関投資家次第になると思います。
    事前報道の際は時価総額が3千~4千億規模だったのが、承認時で5千億規模に増加している事、また全数売出である事など、ネガティブな要素も色々出てきており悩ましいところです。
    上限で募集価格が決まればまず公募割れはないと思いますが、上限で決まらない場合は公募割れのリスクも出てきます。
    (今年4月上場のLIXILビバのケースだと、仮条件が上ぶれたにもかかわらず募集価格は上限で決まらず→結局公募割れ、という感じでした・・・)
    この辺を踏まえた上で申し込みを決める事になりそうです。
価格決定日時点
  • コメント:○売出価格は1,620円となり、無事に仮条件の上限で決定しました。
    機関投資家からの引き合いが思った以上に強かったようで、かなりの人気だったようです。
    これで公募割れの可能性は低くなったんじゃないでしょうか。申込場所によっては争奪戦になってしまいそうです・・・

    ○SGホールディングスの売出価格は知名度も高いのでそこまで意外ではなかったですが、同時に募集されていた大型案件のカチタスも売出価格が仮条件上限で決まりました。これはかなり予想外でした・・・
    カチタスは投資ファンドのEXIT案件でした。これが上限で決まるということは、IPOに猛烈な追い風が吹いている感じすらありますね。。

実施結果

始 値 – 円 ( – 円 )
高 値 – 円 ( – 円 )
安 値 – 円 ( – 円 )
終 値 – 円 ( – 円 )
寄付出来高 – 株
寄付出来高/公募数 – %
1日の出来高 – 株
  • コメント:
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