- 17年11月7日、アオイ電子(6832)の立会外分売が発表されました。
- 17年11月14日、 分売価格が決定されました。
[アオイ電子]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年11月7日 |
銘 柄 |
アオイ電子 |
銘柄コード |
6832 |
上場先 |
東証2部 |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
電気機器 |
分売株数 |
150,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
8.24 億程度 |
申込数量 |
上限 1,000 株 |
実施予定日 |
11月15日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
5,490 円 |
実施前日終値 |
5,430 円 |
発表日からの騰落率 |
–1.09 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–1.09 % |
分売価格 |
5,294 円 |
割引率 |
–2.50 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
発表前週信用買い残 |
25,200 株 |
月平均出来高(発表時) |
12,400 株 |
信用残/月平均出来高 |
2.03 倍 |
分売数/月平均出来高 |
12.10 倍 |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
14.60 倍 |
実績PBR |
1.45 倍 |
ROE |
9.9 % |
予想配当 |
56 円 |
配当利回り |
1.06 % |
配当性向 |
15.4 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:電子部品の製造事業が主力。主に半導体集積回路やサーマルプリントヘッドなどの製造を手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:2.7%増 営業利益:7.3%増 経常利益:0.9%増 純利益:2.9%増
2Q決算時点での進捗度は売上高が51%、利益が56~59%程度。
- 指標:同業他社と比較して平均並みか。
- 自己資本比率:78.4% (経営レバレッジ: 1.28)
- 株主優待:なし
- 板:買いが7千株程度、売りが1万6千株程度。
- 半年間のチャート:中長期では昨年8月から上昇トレンドが続いています。
昨年8月頃は2,000円付近での値動きでしたが、月を追うごとに株価のレンジを上げ、今年3月には3,500円に到達。
6月以降になると上昇のピッチを上げ、8月には4,500円、10月には5,400円に達しました。11月以降も上昇が続いており、発表日の11月7日に年初来高値5,490円を記録しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→なし SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の流動性の向上を目的とする。
- コメント:○2000年に東証2部へ上場しています。
市場変更などの可能性は開示で特に触れていませんが、1部昇格にあたっては株主数が不足しているようです。ただ、申し込み上限が1,000株となっている事から、単に高値圏での売出なのかもしれません。
○近年は電子部品の需要増で業績が順調に伸びています。株価はこの1年で2倍以上になっていますが、PERは15倍程度にとどまっており、比較的割安感があるようです。
○分売数は15万株ですが、平均出来高に比べるとやや多い感じを受けます。値がさ株である事から吸収金額も8億と多めです。
また、株価も上昇が続いており、やや過熱感が出ている感じも。半年近く調整が見られないので、ここら辺で一旦調整して欲しいところですが・・・
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が1%下げたところで分売実施となります。
今日の高値から200円近く下げてる時間帯があったので、信用売りは多少入ったのではないかと思います。
ただ、値がさ株という事もあるので、明日朝の気配を見てから申し込みを判断する方が無難そうです。
なお、分売価格(5,294円)は25日線付近の水準となっています。短期的にはこの辺が下値見極めのラインとなりそうでしょうか。
実施結果
始 値 |
5,320 円 ( + 26 円 ) |
高 値 |
5,320 円 ( + 26 円 ) |
安 値 |
5,100 円 ( – 194 円 ) |
終 値 |
5,100 円 ( – 194 円 ) |
寄付出来高 |
29,500 株 |
寄付出来高/分売数 |
19.67 % |
1日の出来高 |
74,600 株 |
- コメント:○分売価格よりやや上で寄ったものの、その後は下げ相場に。後場引けに掛けて投げ売りも発生し、大幅に下落してしまいました。
値がさ株・地合い悪化と色々悪い条件が重なってしまい、下落幅が大きかったようです。
今日から3週間近く分売が続きますが、幸先の悪いスタートとなってしまいました。