PO[価格決定]:サーラコーポレーション(2734)

  • 17年10月20日、 サーラコーポレーション(2734)の売出(PO)が発表されました。
  • 17年10月30日、 売出価格が決定されました。

[サーラコーポレーション]の詳細・分析

銘柄データ

発 表 日 2017年10月20日 
銘 柄 サーラコーポレーション 
銘 柄 コ ー ド 2734 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 貸借 
業 種 小売業 
公募・売出株数  売出:7,000,000 株 
(OA:1,050,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 66.25 億 程度 
価 格 決 定 日 10月30日 
受 渡 日 11月8日 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 823 円 
価 格 決 定 日 終 値 763 円 
公 募 価 格 736 円 
割 引 率 –3.54 % 

信用データ

発 表 日 貸 株 残 35,100 株 
受 渡 日 前 日 貸 株 残 1,768,700 株 
推 定 空 売 り 数 1,733,600 株 
空 売 り / 公 募 数 21.54 % 
発表前週信用買い残 153,700 株 
月平均出来高(発表時) 134,000 株 
信用残/月平均出来高 1.15 倍 
公募数/月平均出来高 60.07 倍 

※貸株残は実際の空売り数を反映しているとは限らないため、ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

予想PER(会社予想) 13.06 倍 
実 績 P B R 0.81 倍 
R O E 6.2 % 
予 想 配 当 17 円 
配 当 利 回 り 2.31 % 
配 当 性 向 30.2 % 
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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 引受会社:野村證券(主幹事)、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東海東京証券
  • 事業内容:LPガス・都市ガスの供給事業や建設工事事業が主力。
  • 業績:
    ○17年11月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:34.3%増 営業利益:84.9%増 経常利益:63.4%増 純利益:62.2%減
    3Q決算時点での進捗度は売上高が74%、利益が106~117%程度。
    ※ガス需要が上半期に集中する事から、上半期に利益が偏重する決算となるようです。
    また、前期でグループ再編による「負ののれん」の特別利益が上乗せされており、今期はその分が剥落しています。
  • 指標:同業他社と比較して平均並み。
  • 自己資本比率:28.2% (経営レバレッジ:3.47)
  • 株主優待:株主優待券(11月権利。500株以上保有で対象、額面は保有株数に応じる。
    店舗が近くにない場合は、優待券返送でカタログ商品と交換可能。)
  • 板:買いが5万8千株程度、売りが11万9千株程度。
  • 半年間のチャート:5月までは650円前後で膠着していましたが、6月から上昇基調へ。
    6月下旬に750円まで一旦上昇した後は調整しますが、7月6日の中間決算発表後に再度株価が上昇し、900円台にレンジを切りあげます。
    9月に入ると3Q決算への期待から株価がさらに上昇し、10月4日に上場来高値1,015円を記録。ただ、3Q決算で6~8月期の赤字幅が大きかった事が嫌気され、株価は100円以上急落。現在も調整は続き、800円台まで下げています。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→5日売り建て有り
  • PO実施の目的:会社法135条に伴い、子会社保有の親会社株式を処分するため。また、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。
  • コメント:○サーラコーポレーションは昨年にグループ再編を行っており、中部ガスなどを子会社化しています。今回は、子会社が保有していたサーラコーポレーションの株式を会社法135条の規定に伴って売出を行うようです。
    (会社法135条は子会社による親会社株式の保有を禁じています。再編などで親会社の株式を保有する場合、子会社は相当な時期に株式の処分を行う必要があります。)
    ○グループ再編の効果もあり、今期以降は緩やかに業績が伸びる見込みとなっています。
    また、PBRは1倍を切っており、バリュー株・ディフェンシブ株に位置付けられると思います。
    配当性向が高いのと、株主優待が充実しているのも株価にプラス材料でしょうか。
    ○平均出来高に比べると、売出の規模が多いのが気になります。値決め後に株価が上昇しなかった場合、受渡日にさばけるかは不安なところ。ただ11月が権利月のため、株価が大きく下げる可能性は低いと見ていますが・・・
    なお、貸借銘柄ではありますが、ここ1年での信用売り残は最多で60万株程度のようです。それ以上株を調達できるかは未知数の領域でもあるので、期間中の信用状況には注意しておく必要がありそうです。
価格決定日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が7.2%下げたところで価格決定となりました。
    ディスカウントは3.5%ですが、値幅は27円しかありません。1日20円動く日もある事を考えると微妙なところです。
    ○株価は26週線も割り込む形となっており、25日線・13週線は下落トレンドに入りつつあります。(長期の26週線はまだ上昇トレンドですが)
    ただ、750円付近が抵抗線となっている感じも見られるので、公募価格付近まで下げるようなら反発する可能性もあると見ていますが・・・どうなるでしょうか。

実施結果

始 値 739 円 ( + 3 円 )
高 値 745 円 ( + 9 円 )
安 値 736 円 ( ± 0 円 )
終 値 739 円 ( + 3 円 )
寄付出来高 1,953,700 株
寄付出来高/公募数 24.27 %
1日の出来高 3,705,800 株
  • コメント:○1日の値動きは上下10円と、かなり狭いレンジでの値動きとなりました。
    公募価格付近の買い板は結構厚い状態なので、この間に公募の売りを消化できるかが鍵になりそうです。
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