- 17年7月12日、 キャリアインデックス(6538)の立会外分売が発表されました。
- 17年7月27日、 分売価格が決定されました。
[キャリアインデックス]の詳細・分析
分売銘柄データ
銘 柄 | キャリアインデックス | 発表日 | 2017年7月12日 |
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銘柄コード | 6538 | 分売株数 | 50,000 株 |
上場先 | 東証マザーズ | 吸収金額 (発表日時点) |
0.99 億程度 |
信用貸借区分 | 信用 | 申込数量 | 上限 100 株 |
業種 | サービス業 | 実施日 | 7月28日 |
株価・分売価格など
発表日終値 | 1,980 円 | 実施2日前 からの騰落率 |
0.00 % |
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実施前日終値 | 2,079 円 | 分売価格 | 2,027 円 |
発表日からの 騰落率 |
+4.76 % | 割引率 | -2.50 % |
信用データ
発表日貸株残 | – 株 | 推定空売り数 | – 株 |
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実施前日 貸株残 |
– 株 | 空売り/分売数 | – % |
各種指標など
会社予想PER | 29.74 倍 | 予想配当 | 0 円 |
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実績PBR | 5.77 倍 | 配当利回り | 0 % |
ROE | 19.4 % | 配当性向 | 0 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:求人ポータルサイト「キャリアインデックス」を運営。大手転職サイト等の求人情報を網羅し、検索から応募までを一括で完結できるのが強み。
- 業績:
○17年3月期→16年3月期と比べて売上高31.2%増、営業利益91.7%増、経常利益98.2%増、純利益88.6%増。高水準の有効求人倍率が続いている事を背景に、大幅な増収増益となっています。
○18年3月期会社予想→前期より売上高26.3%増、営業利益35.8%増、経常利益28.3%増、純利益23.7%増の見通し。引き続き、20%以上の高成長を見込んでいます。
- 指標:同業他社と比較して割高か。
- 自己資本比率:82.7% (経営レバレッジ:1.21)
- 株主優待:無し
- 出来高:1ヶ月平均で3万1千株程度。
- 板:買いが2万株、売りが4万株程度。
- 半年間のチャート:3月までは1,600円~1,800円のレンジ相場でしたが、4月中旬にかけて急落し、4月13日に年初来安値1,320円を記録。その後はやや値を戻し、5月の決算発表後は上昇基調へ。6月下旬より上昇の勢いが増し、分売発表日の7月12日に年初来高値1,980円を記録しています。
- 一般信用売り取扱:無し
- 分売実施の目的:東証1部への市場変更申請にあたり、形式基準の充足を図るため。また、株式分布状況の改善および流動性向上を図るため。
- コメント:昨年の12月にマザーズへ上場しています。
東証1部への市場変更を目標としていますが、1年ルールにより、市場変更は最短で今年12月以降となります。また、1部昇格には流通株式比率が不足しているようなので、今年中に再度分売か売出が行われるのではないかと思います。
指標は割高ですが、業績は文句なし。グロース株として見た方が良さそうです。
分売数が少ないので割れる可能性は低いと思いますが、信用売りの取り扱いがないのがネックか。
また、このところ株価が上昇しており、上場来高値の水準に近づいているのも気になる点。
実施前日までに一旦調整となるか、注目したいと思います。
実施前日時点
- コメント:発表日以降、株価が4.76%上昇した所で分売実施となります。
調整を期待していましたが、逆に上昇を続けてしまい、今日は年初来高値を更新しました。
分売数が少ないので利益は出ると思いますが、信用売りがない事から先日の日宣ほどは上昇しないと見ています。
分売を機に一旦調整するのか、引き続き上昇するかは読みづらいですが、現状では売り板がかなり優勢となっているのが気になるところです。
実施結果
始値 | 2,102 円 ( + 75 円 ) |
寄付出来高 | 33,800 株 |
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高値 | 2,232 円 ( + 205 円 ) |
寄付出来高/ 分売数 |
67.60 % |
安値 | 2,101 円 ( + 74 円 ) |
1日の出来高 | 200,200 株 |
終値 | 2,184 円 ( + 157 円 ) |
- コメント:
○寄り付きは前日より23円上げてスタート。
その後は売り買い交錯しながらも、前場にかけてジリジリと上場来高値を更新し続ける展開となりました。
後場に入っても高値更新の展開となり、13時頃に今日の高値2,232円を記録。
13時以降はさすがに利益確定の売りが入り、2,120円付近まで急落します。
ただ、買いの勢いは強く、取引終了間際にかけて再度上昇の流れに。
結局、2,184円で大引けとなっています。
○寄り付きが前日比プラスで始まったのも意外だったのですが、そこから高値を更新し続けて100円以上上がったのは、全くの予想外でした・・・
流れを完全に見誤ってしまった形で、反省材料の多い分売となりました。