- 17年8月17日、大阪工機 (3173)の立会外分売が発表されました。
- 17年8月24日、 分売価格が決定されました。
[大阪工機]の詳細・分析
分売銘柄データ
発表日 |
2017年8月17日 |
銘 柄 |
大阪工機 |
銘柄コード |
3173 |
上場先 |
東証1部 |
信用貸借区分 |
信用 |
業種 |
卸売業 |
分売株数 |
342,000 株 |
吸収金額(発表日時点) |
3.33 億程度 |
申込数量 |
上限 1,500 株 |
実施予定日 |
8月25日 |
株価・分売価格など
発表日終値 |
975 円 |
実施前日終値 |
922 円 |
発表日からの騰落率 |
–5.44 % |
実施2日前
からの騰落率 |
–5.05 % |
分売価格 |
895 円 |
割引率 |
–2.93 % |
信用データ
発表日貸株残 |
– 株 |
実施前日貸株残 |
– 株 |
推定空売り数 |
– 株 |
空売り/分売数 |
– % |
各種指標など
会社予想PER(今期) |
14.30 倍 |
実績PBR |
1.32 倍 |
ROE |
9.2 % |
予想配当 |
19 円 |
配当利回り |
2.12 % |
配当性向 |
30.4 % |
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 事業内容:切削工具や耐摩工具など超硬工具の専門商社。
自社ブランド「Cominix」製品の販売も手がける。
- 業績:
○18年3月期会社予想(数値は前期比)
売上高:10.0%増 営業利益:31.9%増 経常利益:34.6%増 純利益:18.9%増
1Q決算時点での進捗度は売上高が24%、利益が28%程度。
- 指標:同業他社と比較して市場平均並みか。
- 自己資本比率:35.9% (経営レバレッジ:2.77)
- 株主優待:海外特産品(3月権利:200株以上で2,000円相当、2,000株以上で4,000円相当)
- 出来高:1ヶ月平均で1万5千株程度。
- 板:買いが2万7千株程度、売りが1万1千株程度。
- 半年間のチャート:4月17日に年初来安値700円を記録した後は、緩やかな上昇基調へ。
徐々に値を切りあげましたが、7月は830円付近で膠着した状態に。
ただ、8月2日に1Q決算が発表されると、翌日は窓を開けて急上昇し、8月4日には上場来高値1,035円を記録。現在も高値圏に位置しています。
- 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→HYPER空売り有り
- 分売実施の目的:株式の分布状況改善及び流動性の向上を図ることを目的とする。
- コメント:○昨年の6月に東証1部へ市場変更となっています。
株価が上場来の高値圏に位置しているため、大株主からの売出となるようです。
○前期までは業績が減益傾向にありましたが、今期は回復を見込んでいるようです。1Qの決算発表後、堅調な業績が確認された事で株価が急騰しました。
ただ、現状の株価水準でも特に割高という感じではないようです。
○決算直後以外の出来高は1万株を切る事もあり、流動性にやや欠ける感じです。
また、株価が高値圏という事もあり、現在の状態で34万株を売り出すのはややきついように思えます。
当日朝の気配次第としますが、見送る可能性の方が高いかもしれません。
実施前日時点
- コメント:○発表日以降、株価が5.5%程度下げたところで分売実施となります。
今日だけで5%近く下げました。
寄り付きでの利益が得られるかどうかは微妙なので、やはり朝の気配次第での判断としています。
ただ、チャート上では25日線が支持線となっており、分売価格は25日線を少し下回る辺りとなっています。一時的に下げ過ぎれば反発が見込める可能性もあり、ザラ場での値動きに期待したいところです。
実施結果
始 値 |
898 円 ( + 3 円 ) |
高 値 |
915 円 ( + 20 円 ) |
安 値 |
895 円 ( ± 0 円 ) |
終 値 |
906 円 ( + 11 円 ) |
寄付出来高 |
99,400 株 |
寄付出来高/分売数 |
29.06 % |
1日の出来高 |
276,700 株 |
- コメント:○寄り付きは前日比24円マイナスでスタート。
直後に分売価格まで下げる場面がありましたが、9時半以降は買い戻される展開となり、前場は910円前後での値動きが続きました。
後場に入るとジリ高基調となり、14時に915円の高値を付けます。ただ、大引けにかけては売りが入る形となり、結局906円で引けました。
○やはり支持線の900円付近では一定の買い需要があり、下値は限定的のようです。
今日の出来高も分売数に近づいており、分売の売りはもう一息というところ。
週末の海外イベントを無事に通過すれば、分売価格が直近の底値となって上昇基調になることを期待したいです。