PO[価格決定]:アドヴァン (7463)

  • 17年7月28日、アドヴァン (7463)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 17年8月7日、 公募価格が決定されました。

[アドヴァン]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 アドヴァン 発表日 2017年7月28日
銘柄コード  7463 公募・売出株数 自己株処分:6,087,000 株
(OA:913,000  株)
上場先 東証1部 吸収金額
(発表日時点)
80.99 億程度
信用貸借区分 貸借 価格決定日 8月7日~8月10日
業種  小売業 受渡日 8月16日~8月21日

株価・分売価格など

発表日終値 1,157 円 公募価格 867 円
価格決定日終値 904 円 割引率 -4.09 %

信用データ

発表日貸株残 17,900 株 推定空売り数 1,305,300 株
受渡日前日
貸株残
1,323,200 株 空売り/公募数 18.65 %

各種指標など

会社予想PER 8.54 倍 予想配当 26 円
実績PBR 1.06 倍 配当利回り 3.00 %
ROE 12.4 % 配当性向 25.6 %
スポンサーリンク

コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 引受会社:大和証券、野村證券、SMBC日興証券
  • 事業内容:建材の輸入・開発および販売事業が主力。自社の工場持たないファブレス経営であり、製造は提携工場に委託。
  • 業績:
    ○18年3月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:4.7%増 営業利益:1.4%増 経常利益:6.5%増 純利益:6.2%増
    1Q決算時点での進捗度は20~25%程度。
  • 指標:同業他社と比較してやや割高か。
  • 自己資本比率:78.8 % (経営レバレッジ:1.27)
  • 株主優待:
    ○500円相当のクオカード(3月権利:100株以上保有の場合)
    ○1,000円相当のクオカード(3月権利:1,000株以上保有の場合)
  • 出来高:1ヶ月平均で、1万7千株程度。
  • 板:買いが7千株程度、売りが2万株程度。
  • 半年間のチャート:2月初めに年初来安値1,065円を付けた後は権利月である3月へ向けて上昇基調となり、権利落ち日の3月29日に年初来高値1,249円を記録。
    その後は一旦1,100円付近まで下落するも、5月に再び1,200円まで値を戻しています。
    現在は1,100円~1,200円でのレンジ相場となっているようです。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→長期売建有り SBI→無し
  • PO実施の目的:連結子会社の設備投資資金、及び短期借入金の返済資金に充当。
    併せて、株主分布状況の改善(株主数の増加)及び流動性の向上も目的とする。
  • コメント:
    ○今回のPOは公募による自己株式の処分となります。
    自社株を発行総数の25%程度保有していますが、そのうちの半分近くを放出するようです。
    セクター的には成長ジャンルというわけでもなく、バリュー株に位置付けられると思います。同業他社がPER10倍切っている会社もあるのでやや割高と書いていますが、手出しできないような株価ではないと思います。
    ○発表日までの値動きは比較的落ち着いていましたが、今回のPO発表でどう動くかを見てみたいです。
    貸借銘柄なので公募割れのリスクはそこまで高くないと思いますが、公募数に比べて板が薄く、出来高もあまりないのが気になります・・・
    また、ここ1年では10万株以上の株不足になった事が無く、空売りが積み上がった場合、貸株が調達できるのかも気になるところです。早々に売り禁とならなければいいのですが。
  • 8/7追記:○発表日以降、株価が22%近く下げたところで値決めとなりました。
    公募による希薄率以上に株価が下がっており、中止リスクも出そうな感じでしたが、すんなり価格決定となっています。
    ○公募価格はPERが10倍を切る水準となっており、同業他社と比較しても遜色ない水準まで下がっています。チャート上でも、現在の株価は昨年11月以来の安値圏に位置しています。
    また、空売りは今日の時点で公募の10%近く積み上がっている状態のようです。
    どこかの時点で買い戻す局面に変わる可能性はあり、そうなれば一定の反発が見込めるのではないかと見ています。
    (※今日の時点で、貸株の注意喚起などは出ていませんでした。
    →日証金から貸株注意喚起が出たようです。)
  • 8/15追記:価格決定日以降も株価は下がり、公募価格に近づいてきました。
    制度の空売りは結構入っており、明日は買い戻しもそれなりに出るものと思われます。
    悪くても公募価格付近で寄り付くと見ていますが、どうなるでしょうか。

実施結果

始値 887 円
( + 20 円 )
寄付出来高 2,320,100 株
高値 889 円
( + 22 円 )
寄付出来高/
公募数
33.14 %
安値 877 円
( + 10 円 )
1日の出来高 3,934,100 株
終値 889 円
( + 22 円 )
 
  • コメント:○寄り付きは前日より10円安い887円でスタート。
    一旦877円まで下げた後は売り買い交錯しながらも徐々に下値を切りあげる展開に。
    後場も同様の展開が続きましたが、引け間際にやや上昇し、結局889円での高値引けとなりました。
    ○株価は900円を切り年初来安値に近い状態なのですが、今日は思ったほど買いが入らなかった印象です。
    出来高こそ400万株近くありましたが、値動きは上下12円程度しかありませんでした。
    お盆で閑散相場のせいなのか、あまり人気がないのか・・・
    ただ、高値引けなのはプラス材料なので、来週まで様子を見てみる事にします。
スポンサーリンク
関連記事(一部広告あり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする