PO[価格決定]:タカミヤ(2445)

  • 19年8月26日、 タカミヤ(2445)の公募増資・売出(PO)が発表されました。
  • 19年9月3日、 公募価格が決定されました。

[タカミヤ]の詳細・分析

銘柄データ

銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド タカミヤ(2445) 
上 場 先 東証1部 
信 用 貸 借 区 分 信用 
業 種  サービス業 
事 業 内 容 足場や仮設機材の販売・レンタルが主力。従来の製品よりも高い安全性と作業性を備えた次世代足場の販売に力を入れている。

POデータ

発 表 日 2019年8月26日 
公募・売出株数 公募(新株発行):1,000,000 株 
公募(自己株処分):2,600,000 株
(OA:540,000 株) 
吸収金額(発表日時点) 29.31 億 程度 
価 格 決 定 日 9月3日~9月5日 → 9月3日 
受 渡 日 9月11日~9月13日 → 9月11日 
PO実施の目的 2020年3月期中に1,182百万円を会社の賃貸資産(仮設機材)の購入資金に、1,190百万円を海外子会社への投融資資金に、残額を会社のソフトウェアERP(基幹業務システム)導入資金及び機材センター設備の拡充資金に充当する予定。
引受会社(主幹事) みずほ証券(2,376,000株) 
引受会社(幹事) SMBC日興証券(756,000株) 
野村證券(288,000株) 
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(108,000株) 
岡三証券(72,000株) 

株価・公募価格など

発 表 日 終 値 708 円 
仮 条 件 – 3.0 % ~ – 5.0 % 
価 格 決 定 日 終 値 663 円 
公 募 価 格 643 円 
割 引 率 –3.02 % 

信用データ

月平均出来高(発表時) 26,000 株 
信用残/月平均出来高 1.33 倍 
公募数/月平均出来高 136.88 倍 
買い板 2万6千株 程度 
売り板 5万5千株 程度 
一般信用売り取扱 カブドットコム証券→なし 
SBI証券→HYPER空売り有り 

出所:日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

業 績 ○20年3月期会社予想(数値は前期比) 
売上高:6.0%増 営業利益:17.9%増 
経常利益:9.7%増 純利益:18.5%増 
1Q決算時点での進捗度は売上高が22%、利益が15~18%程度。
自 己 資 本 比 率 26.4 % 
予想PSR(会社予想) 0.67 倍 
予想PER(会社予想) 15.44 倍 
実 績 P B R 2.11 倍 
R O E 13.6 % 
予 想 配 当 13 円 
配 当 利 回 り 2.02 % 
配 当 性 向 28.8 % 
同業他社との比較 PER:割高か PBR:かなり割高か 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 株主優待:なし
  • コメント
    ○銘柄・POについて:タカミヤは建設現場で使われる仮設機材などのレンタル大手です。財務状況を見たところ、自己資本比率が26%と低く、有利子負債も自己資本を超過している状態です。そのため、増資による資金調達を行うものと思われます。

    ○業績・指標
    ・業績:18年3月期は大幅減益でしたが、前期は業績が回復。首都圏の五輪関連や再開発の大型工事が寄与し、今期も増収増益の見通し。

    ・指標:同業他社と比べて割高のようです。

    ○見通し
    ・需給動向:国内のPO総数は360万株、発行株ベースで9.1%程度。増資と自己株処分に伴う1株利益の希薄化は8.4%程度です。月の平均出来高は2.6万株程度で、流動性がかなり不足しています。ファンダは良いのでそれなりに買いが入ると思いますが、非貸借でこの規模はちょっと厳しいような・・・値決めまで様子見ですが、他の案件に注力した方が良い気も。

    ・株価動向:4月までは625~700円のレンジ相場でしたが、5月に今期予想が発表されると株価は上昇基調になり、7月には828円まで上昇しました。ただその後は行ってこいの状態になってしまい、現在は700円台で推移。希薄化を考慮した株価は650円程度となり、公募価格がこのラインを下回るようなら値頃感も出てくるでしょうか。

価格決定日時点
  • コメント
    ○株価動向:発表日以降、株価は6.3%下落。公募価格は25日線より12%下へ乖離し、年初来安値(622円)よりやや上に位置。

    ○見通し:昨日今日と下落が続き、公募価格は650円を切ってきました。今年以降のチャートを見ると640円を切ったのは数回しか無く、いずれも下ヒゲが付いています。なので、公募価格の前後ではそれなりに買いも入りそうでしょうか?ただ、流動性は依然不足しており、受渡日のGDは否めないと思います。申し込むにしても打診程度にしておいた方が無難そうです。

実施結果

始 値 642 円 ( – 1 円 )
高 値 650 円 ( + 7 円 )
安 値 635 円 ( – 8 円 )
終 値 649 円 ( + 6 円 )
寄付出来高 153,800 株
寄付出来高/公募数 4.27 %
1日の出来高 370,900 株
  • コメント
    ○前日比3円高で寄り付き、一旦635円まで下げた後は徐々に買い戻される展開に。後場も買い戻しは続き、大引け間際には650円を回復する場面もありました。結局649円で引けています。

    ○今週に入ってから公募価格を若干割れる状態となりましたが、大崩れはしませんでした。寄り付きはGDを想定していましたが、ほとんど売り物が出ず静かな状態に。下げる所まで下げたという感もあり、様子見の投資家が多かったようです。ただ、今日の出来高は公募数の8分の1程度に留まっており、当面は上値の重い展開が続くかもしれません。公募の影響が抜ければ、徐々に買い戻されていくのではと見ています。

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コメント

  1. しろまとみこ より:

    一番、しっかりした、情報でした。買ったのが少し早かったので1か月で10万ほどマイナス。この様な、情報今後も期待しています。

    • lowrisk より:

      コメントありがとうございます。励みになります。

      安定操作期間が終わっても公募価格より上なので少し安心しました。
      ただ、650円前後をうろついたままだと受渡日は心配かもしれませんね。