- 18年2月22日、 フランスベッドホールディングス(7840)の売出(PO)が発表されました。
- 18年3月6日、 売出価格が決定されました。
[フランスベッドホールディングス]の詳細・分析
銘柄データ
| 銘 柄 / 銘 柄 コ ー ド | フランスベッドホールディングス(7840) |
|---|---|
| 上 場 先 | 東証1部 |
| 信 用 貸 借 区 分 | 貸借 |
| 業 種 | その他製品 |
| 事 業 内 容 | 医療・介護用ベッド、家庭用ベッド、福祉用具などの製造販売が主力。 |
POデータ
| 発 表 日 | 2018年2月22日 |
|---|---|
| 公募・売出株数 | 売出：2,100,000 株 (OA：315,000 株) |
| 吸収金額(発表日時点) | 24.83億 程度 |
| 価 格 決 定 日 | 3月6日 |
| 受 渡 日 | 3月14日 |
| PO実施の目的 | 株式の分布状況改善及び流動性の向上を目的とする。 |
| 引受会社(主幹事) | 野村證券 |
株価・公募価格など
| 発 表 日 終 値 | 1,028 円 |
|---|---|
| 価 格 決 定 日 終 値 | 1,013 円 |
| 公 募 価 格 | 982 円 |
| 割 引 率 | –3.06 ％ |
信用データ
| 推 定 空 売 り 数 | 160,200 株(3/6) → 155,400 株(3/13) |
|---|---|
| 空 売 り / 公 募 数 | 6.63 ％(3/6) → 6.43 ％(3/13) |
| 月平均出来高(発表時) | 33,000 株 |
| 信用残/月平均出来高 | 1.87 倍 |
| 公募数/月平均出来高 | 72.31 倍 |
| 買い板 | 10万8千株 程度 |
| 売り板 | 4万3千株 程度 |
| 一般信用売り取扱 | カブドットコム証券→無し SBI証券→15日売建有り |
出所：日証金、東証発表等のデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。
各種指標など
| 業 績 | ○18年3月期会社予想(数値は前期比) 売上高：1.6％増 営業利益：16.0％増 経常利益：17.7％増 純利益：6.7％減 3Q決算時点での進捗度は売上高が72％、利益が65～69％程度。 |
|---|---|
| 自 己 資 本 比 率 | 61.7 ％ (経営レバレッジ：1.62 ) |
| 予想PER(会社予想) | 21.91 倍 |
| 実 績 P B R | 1.04 倍 |
| R O E | 4.7 ％ |
| 予 想 配 当 | 25 円 |
| 配 当 利 回 り | 2.55 ％ |
| 配 当 性 向 | 55.8 ％ |
| 同業他社との比較 | PER：やや割高か PBR：割安か |
出所：決算短信等のデータを元に作成
コメント
※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
発表日時点
- 株主優待：
○5,000円相当の優待券(３月権利：100株保有が対象)
○10,000円相当の優待券もしくは自社優待品(３月権利：200株以上保有が対象)
- コメント：
○銘柄：介護用ベッドなどで有名なフランスベッドＨＤの売出です。
今回は第2位～第4位の女性大株主から70万株ずつ、計210万株の売出となっています。○業績・指標：売上は横ばい、利益は上下にぶれる感じとなっていて、業績が安定していないのが気になります。
PERは他社より少し割高。PBRは1倍前後となっており割安です。近年は年間配当25円で固定されており、配当性向が55％と高いのはプラス要素でしょうか。○見通し：売出数は発行株ベースで5.7％程度。ただ、平均出来高が3万株程度のため、流動性が改善しないと売出をさばけるか微妙な気も。
株価は26週線を支持線として上昇トレンドが続いていましたが、2月は26週線も割り込む形で下落しました。トレンドも横ばいになりつつあり、先を読みづらい状態です。
当面は需給悪化を嫌って下げる展開だと思いますが、まずは下値を見極める感じになりそうです。
価格決定日時点
- コメント：○株価動向：発表日以降、株価は5.5％程度下落。PO発表翌日に966円まで下げましたが、そこからは若干戻しています。なお、今日の後場で吊り上げのような動きがあり、公募価格は今日の安値より高くなってしまいました。
○信用状況：空売りは多少入っているようです。○見通し：トレンドは完全に横ばいとなっており、上下どちらに行くかは読みづらい感じです。ただ、970円辺りが直近の下値となっており、ここまで下げると買い戻しも入るようです。仮に公募価格を割れたとしても、限定的な物に留まると見ています。
明日以降、市場での北朝鮮リスクが和らぎそうな感じもあるので、買い戻しに期待したいところです。
実施結果
| 始 値 | 977 円 ( – 5 円 ) |
|---|---|
| 高 値 | 977 円 ( – 4 円 ) |
| 安 値 | 966 円 ( – 16 円 ) |
| 終 値 | 973 円 ( – 9 円 ) |
| 寄付出来高 | 224,400 株 |
| 寄付出来高/公募数 | 9.29 ％ |
| 1日の出来高 | 448,800 株 |
- コメント：○9時半ぐらいまでは公募価格に近づこうかという感じでしたが、その後は失速して960円台に下落。ただ、後場からは若干買い戻され、結局973円で引けています。
○若干ですが、公募割れする状態のまま引けてしまいました。これで5日連続陰線となっており、底値が読みづらい感じです。出来高を見る限り売出の影響もまだ抜けてないと思われるため、当面は上値が重そうな感じでしょうか。