立会外分売[価格決定]:ロングライフホールディング (4355)

  • 17年12月8日、ロングライフホールディング (4355)の立会外分売が発表されました。
  • 17年12月25日、 分売価格が決定されました。

[ロングライフホールディング]の詳細・分析

分売銘柄データ

発表日 2017年12月8日 
銘 柄 ロングライフホールディング 
銘柄コード 4355 
上場先 JASDAQスタンダード 
信用貸借区分 貸借 
業種 サービス業 
分売株数 400,000 株 
吸収金額(発表日時点) 2.17 億程度 
申込数量 上限 2,000 株 
実施予定日 12月26日 

株価・分売価格など

発表日終値 542 円 
実施前日終値 489 円 
発表日からの騰落率 –9.78 % 
実施2日前
からの騰落率
–2.78 % 
分売価格 474 円 
割引率 –3.07 % 

信用データ

推定空売り数 22,500 株 
空売り/分売数 5.63 % 
月平均出来高(発表時) 71,800 株 
信用残/月平均出来高 6.17 倍 
分売数/月平均出来高 5.57 倍 

出所:日証金、東証発表などのデータを元に作成
※推定空売り数は発表日から実施前日までの貸株残を差し引きしているため、実際の空売り数を反映しているとは限りません。ある程度の目安としてお考え下さい。

各種指標など

会社予想PER(今期) 19.40 倍 
実績PBR 1.46 倍 
ROE 7.5 % 
予想配当 8 円 
配当利回り 1.69 % 
配当性向 32.7 % 

出所:決算短信等のデータを元に作成

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コメント

※下記に記載しているコメント・感想などは、私の主観によるものが多く含まれています。
また、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
最終的な投資の決定は、投資家ご自身の判断で行われるようお願いいたします。

発表日時点
  • 事業内容:介護サービス付きの富裕層向け有料老人ホームを展開。在宅介護事業も手がける。
  • 業績:
    ○17年10月期決算(数値は16/10月期比)
    売上高:6.3%増 営業利益:4.7%減 経常利益:3.1%増 純利益:6.5%増
    ※分売と同時に通期決算を発表しています。

    ○18年10月期会社予想(数値は前期比)
    売上高:5.7%増 営業利益:38.8%増 経常利益:7.7%増 純利益:7.0%増

  • 指標:同業他社と比較してやや割高か。
  • 自己資本比率:22.0% (経営レバレッジ:4.58)
  • 株主優待:「ロングライフカレー」の詰め合わせ・自社グループ施設の10万円割引券(10月権利)
  • 板:買いが3万7千株程度、売りが7万3千株程度。
  • 一般信用売り取扱:カブドットコム→無し SBI→無し
  • 分売実施の目的:東京証券取引所第二部への市場変更申請について具体的準備を進めており、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的として行う。
  • コメント:○今回の分売は東証2部への市場変更を目指してとなっています。・・・が、見た感じ形式要件はすでにクリアしている気がします。
    時価総額以外は1部への市場変更要件もクリアしているため、今回は市場変更に絡むものというより単に大株主による売出という感じなのかもしれません。

    ○分売と同時に前期の通期決算が発表されたのですが、数値だけ見ると当初の予想より利益が3割ほど下振れしており、微妙な感じとなっています。
    事前に下方修正が出されていたか不明なのですが、もし修正などがされていない場合はネガティブサプライズになりそうです。今期の予想は一応増益の見込みとなっていますが、週明けの株価は厳しい展開となる可能性もありそうです。
    ただ、ロングライフHDは優待株として知名度があり、株主優待はレトルトカレーがもらえます。株価が下落した時には優待目当てでの買いも入ってくるかと思います。

    ○分売数は発行株の3.75%程度とやや多めですが、低位の貸借銘柄であることや流動性もそこそこある事から、分売の消化は問題なさそうです。
    500円台の銘柄なので高い利益は期待できそうにないですが、分売割れする可能性は低いと見ています。

実施前日時点
  • コメント:○発表日以降、株価が9.7%下落したところで分売実施となります。
    株価が10%近く調整しており、その上で3%ディスカウントなのでお得感はあります。
    ただ、発表日以降はあまり貸株残が増えておらず、新規の空売りが予想していたより入っていません。貸株残自体は25万株程度あるので、このうちのどの程度が買い戻しに回るかで寄り付きの利益が決まりそうです。
    500円を切ってるので優待狙いの実需買いも期待でき、寄り付きで割れる可能性は低いと見ています。

    ○チャートを見ると、株価は年初来高値747円を付けた後の安値圏となっています。上値は25日線付近の525円と見ますが、下値は節目が見当たりません・・・万が一分売価格を割れた場合は、4月下旬に付けた450円近くまで見ておく必要があるでしょうか?

実施結果

始 値 499 円 ( + 25 円 )
高 値 511 円 ( + 37 円 )
安 値 493 円 ( + 19 円 )
終 値 500 円 ( +26 円 )
寄付出来高 239,200 株
寄付出来高/分売数 45.55 %
1日の出来高 643,400 株
  • コメント:○前日比+10円で寄った後は493円まで下げるも、その後は買い戻しが入り一時510円まで上昇。ただ、後場にかけては売りが入ってしまい、結局500円で大引けとなっています。

    ○寄り付きは特買い気配で始まるなど、思ったより好成績となった印象です。
    貸株残の推移を見ると空売りの返済はほとんど無く、実需買いが相当あったようです。
    この価格帯であれば買う人が増えてきたものと思われます。
    空売りもまだ積み上がっている感じなので、今後の買い戻しにも期待できそうです。

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